「ある種の人間には(あるいはある種の時期には)、「やってはいけない」と言われていることをあえてやることで(そしてそれを「許される」ことで)相手からの愛情を確認したい、という、かなりややこしい欲求があって、これをコントロールできるかどうかはともかく、自覚するだけでだいぶマシになる。」

「これの対策として「物語の最終決戦のシーンを最初に考える」という方法があるそうです。これをすることで、「物語のラスボス」「主人公の目的」「決戦に至るまでの経緯」「決戦の結末とその後」のすべてを考えやすくなるそうです。」

「SSSSグリッドマン庵野秀明が始めた2つのプロジェクト?特撮の保存とアニメ(ーター)見本市?が、わずか1クールで見事に90年代のセカイ系アニメと円谷特撮…とりわけ旧劇エヴァを総括してみせた。限られた分量による食べたらなさはあるけれど、ガイナ系次世代たちの咆哮として快哉を叫びたい。見事。

最終話もウルトラシリーズからのオマージュが演出として目立っていたけれど、アカネの内心に関わる構図や記号はエヴァのオマージュが多かったのは示唆的で意図的。旧劇エヴァのラストからウルトラシリーズ最終回に繋げ、マイトガイン的な次元跳躍を経由して庵野的実写に落とす構造のアクロバットは見事」

ゾンビランドサガ、1話目で唯一事情を知る巽幸太郎という人物をああいう何を聞いても真面目に返してくれない話が通じしないヤベー奴、と他のキャラと視聴者に印象付けて、劇中真相に一向に触れないストレスを霧散させる作りにしといて、最後の最後たった1カットで「執念の男」と転化させるの相当ずるい」

「昔観たAVを漠然と探し徘徊する壮年男性は多く行きつけの中古DVD屋に杖をついた老人が現れ緊縛風のタイトルと女優名も言ったが聞いた事もなくたぶんVHS時代にSMクラブ所属の女優がバイトで出演した様なAV。店員に判らんと言われ爺さんはここにも無かったという表情で冬の灰色の空を見上げて歩いて行った」

「死亡の理由をキャラ個人のトラウマに変えさせて,導入の共通パートはギャグと伏線に特化し,個別ルートに入ったらトラウマ解決編で泣きに寄せていくスタイル,往年のエロゲーと同じ手法なのでゼロ年代オタクがゾンビランドサガにはまっていくのは運命なのじゃ。」

「SSSSは、それこそ現実世界ではたった一晩の出来事だったのかも知れないなあとか思っています。一晩のうちにアカネちゃんは卑劣な魔王に魅入られ、夢のヒーローと別世界の友達に助けられて現実に帰る。」

グリッドマンは昔の特撮を夢中になって視てたオジサン世代と未見の若い世代とで評価が全く変わるだろうね
俺は前者なのでフィクサービームでアカネの心を修復云々のとこで滂沱の涙」

「写真を撮る時は、いつも「闇夜に霜の降りるがごとく……」というフレーズを思い出しながらシャッターボタンをそっと押す。(それは引き金を引く時の話だ!)」

「図書館で借りてきた哲学の本を読んでたら、フロイト先生いわく「女性とは、最初に愛し愛された人間が"同性"である者の事」「男性は異性イメージの幻想として母性を思い浮かべればいいが、女性にとっては原初の愛の記憶がまず同性であるのだ」との事だけど過激派の百合厨みたいだなこいつ」

「うちの師匠が言うに
「子供でも一度聴いたら忘れないような名曲を分析し
もうこれ以上は削れないところまで 単純にしてみろ
大抵はT-D-T
単純というものは神秘なんだ それを舐めるな」
・・・だそうです」

「「薄い本」を読み漁っている方々、岩波新書にも例えば200頁未満の薄い本ありますよ。」

「以前何かで読んだ、電車で遭遇して思わずあっ死神博士!って口をついて出たら『いかにも』と返事してくれたって話が狂おしい程好き。」

以上。