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「いまのところしかしピングドラムは全然ピンときてないのだった。おれに必要なアニメではない。おれが歳をとったことが関係しているのか、幾原氏の精神的アンチエイジングの成果なのか、それとも作品趣旨との相性なのか。 」
「とくに批判が強かったのが「アリスが幼女のくせに物分かりが良すぎて、作者のイエスマンにしかなってない」というものです。たしかに作者が一方的に論破して終わりってのはつまらないですね。どうせなら登場人物に「うっさいわ、ロリコンきもいんじゃ、ぼけ」みたいに理屈にならない激情を表現してもらったほうが、深みがあっていいと思いますね。そのほうが一大ロリコン小説になったと思います。」
「>二次創作っぽい感じがして破はイヤなんだという奴が周囲にけっこういたけど
>そういう感覚の半分はこの子のせいだと思う
ああわかる
キャラ立てるのは原作でやったからもういいよね
という感じの子だった」
「2週目のギャルゲーにシリアスなものを求められても…
新劇は祭りのおもちゃみたいなものだから盛り上げる事が大事なんだよ」
もう少しある分は後日へ。
柳内たくみ『ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈4〉総撃編』(アルファポリス)1700円+税
神の嫌がらせと世界の謎、国の分裂と地中側の資源争いが絡み合って、主人公的存在の自衛官は刺身のツマのような存在に。なくてはならないけど、それは主役を引き立てるために。じゃあ主役は誰かというと……群像劇だからそういうのは不在か。でも最後は主人公的存在へと話が収斂していくんだろうな。ハーレムも認知されちゃったし。マスコミ論とか政治論とか出てくるけど、そういうのは話半分に読み飛ばして、面白く思うところだけを読んでいく。冒頭はちょっとつらかったけど3巻よりはかなり持ち直した。
掘り返して出てきた「オムライスボーイ」(サンタロー)とか「はたらくおねえさん8」(せらどん)とか、この辺はコミティアの地層だった。すぐ近くから出てきた羅門祐人の『私立海南高女附属 すみれ特戦隊〈2〉』を読んでいると手が止まらず、こういった人の死なない架空戦記は楽しいなあ。深刻なのとか湿っぽいのとか、そういうのを読んで沈みがちだった気分がパーッと晴れてくる。こういうのでいいんだ、こういうのもいいんだ。
「社長が馬鹿しでかして社員全員路頭に迷った挙句にテロしてポリス沙汰になるお話」
- 作者: 柳内たくみ,Daisuke Izuka
- 出版社/メーカー: アルファポリス
- 発売日: 2011/06/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 羅門祐人
- 出版社/メーカー: 童夢舎
- 発売日: 1999/07
- メディア: 新書
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