「なんで女の子が主人公だと成長譚にならないんだろうってところで世の作品を見回すと、未熟な女の子が成長する話って必ず恋愛がからむんだよな。「好きな男の為に自分を成長させる物語」をやると、女の子が主人公の成長譚になる。」

「誰かを救いたいという政治的な動機が、この一匹に届くことはない。そういった他者からの思いは、説教がましく全体への迎合を説くだけだ。たいして文学は、その一匹が自らの生を綴った、個人的な慟哭である。失せたる一匹たちは、その姿を見て、「まさにこれは自分のことではないか」と驚き、そして世界から幾ばくかの承認を得るのである。失せたる一匹は自分だけではないということを彼は確認し、世界はそう捨てたものではないなと思うのである。」

「このコピペは

 男が読むと、車の故障についての話だと思うが

 女が読むと、さっさと車で迎えに来いよってことだよ言わせんな恥ずかしいって分かる」

もう少しある分は後日へ。

渡航やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。?』(ガガガ文庫)600円+税
イラストはぽんかん?。カラーイラスト4枚(表紙トリミング、目次添付カット(本文使い回し)、折り込み表裏)、本文イラスト9枚。表紙をめくると表紙トリミング画というのは何を狙っているのだろう。
1巻を知らないままだけど気にしない気にしない。ウィキペディア曰く、「第3巻には、雪ノ下雪乃由比ヶ浜結衣のキャラクターソング、『Bright Generation』(作詞:SugarLover、作曲:橋本由香利、編曲:宮崎誠)が挿入歌として収録された、ドラマCD付き限定特装版も設定された。」だそうで、巻末には60頁超のドラマCD脚本リライトが収録され、あとがきが1頁も無いという構成。で、本編は主人公の我関せずというスタイルが維持されたまま、奉仕部その周辺のキャラクターが間合いを詰めてきたり愛を叫んだり、徐々に人間関係が煮詰まっていく。臨界点はいつ訪れるのか、後発だけに他のライトノベル(いわゆる「主人公がキョンみたいなのばかり」グループ)を参考にしつつ計算されていくのかなあ。いずれ誰かが作品内のメタネタをまとめてくれるのを期待しつつ次巻を待とう。

「>>むせる
>地獄でもみたのか
 冬コミのカタログで「俺は友達が少ない」ってタイトルのカン・ユー大尉本が出る事を知った」

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 ドラマCD付限定特装版 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 ドラマCD付限定特装版 (ガガガ文庫)