「子供に将来の夢とか書かせてひどい時代だと思うよ。何者かにならなきゃいけないと思い込ませたりして、ほんとはみんな生きてるから生きてるってだけなのに、ほんの一部何者かになれる人を作って社会をブーストさせるために、残り大勢を何者にもなれなかった人に追い込んで齟齬で苦しめる仕組みなんて」

「よっぽどの大富豪でもない限り男性はお金かからない女性のほうがいいのだから 大富豪に見初められるレベルの絶世の美女でもないふつうの女性ならなるべくお金かからないアピールをするべきなのに いい女アピールなのか知らないけど金かかる発言する女性のまあ多いことよ」

「男の子は女の子にお金を掛けた分だけ手放し難くなる習性だそうで、
手に入れたい女性にはそれなりのお金をかけるそうで
だからこそ昔の女性はお金をかけてもらうのがあたりまえ、おごってもうのがあたりまえって考えだったらしい
叔母に聞いた(ノ)`ω´(ヾ)」

「僕がこの一年で学んだことは「仕事つら…死にたい」って思うより「全員殺す」って思ったほうがメンタル強くなるってことだけ」

もう少しある分は後日へ。

新井輝『俺の教室にはハルヒはいない』(角川スニーカー文庫)620円(税別)
イラストはこじこじ。カラーイラスト5枚、本文イラスト10枚。
現在3巻まで続くシリーズ物。この巻では一区切りのあるような結末は訪れず、登場キャラクターの紹介に終始しているような、のんびりした展開。アニメやゲームや声優の名前が頻繁に登場して、学園モノ苦手を自称する高校1年生の主人公が業界の端っこを掠めながら「とてもミラクルで苦くて、少しだけ甘い青春」を演じていく、かもしれない。入学して2ヶ月間、1度も登校しない窓際最後列の席を「ハルヒが来ない」と主人公達が専門用語で表現するけれど、「ハルヒがいない」はこの先の展開次第でどうとでも操れる便利な言い回しだなあ、ふむ。終盤でマネージャー云々という部分に至ってようやく気付いたけれど、キャラクターの造形や配置からして、声優版『WHITE ALBUM』高校生編なのか、これは。

「クリティカルな情報を知っているというのは、それを知る立場にある。ということで、自分の立場を脅かすような情報を他人に言えばどうなるかくらいは判断つく。
クリティカルな情報は、時間が過ぎて熱が冷めて、普通の人が持てるくらいの温度になってから、ゆっくりと昔話にするものです」