「経験がなくとも演じるのが声優。それはBL作品とて例外ではありません。その瞬間は男を愛し、抱き、抱かれます。でも受けの少年役で「駄目、そこは違う穴だよぉ……」という台詞を読んだときは流石に困惑しました。正しい穴どこだよ。」

「最先端の情報経済学にせよ主婦の知恵レヴェルの話にせよ、多くの中から合理的な選択を下すことによってより良い結果をもたらせるという前提が間違ってることは多いと思うし、将棋の大山康晴15世名人は難しい局面では敢えて相手に選択肢を多く与えることによって自滅させることを生業としていたという」

「「上手くなるまで人前でやらない、さらさない、それではうまくならない」
てのは真実だと思うが、下手糞を嗤う奴らの方をどうにかすべきだと思うね。」

「「未熟なうちに笑われておかないとある程度経験を経てから笑われるダメージに耐えられない。大丈夫、へたくそと笑った連中も明日には忘れてる」って日舞の先生のお言葉。」

もう少しある分は後日へ。

ふの付く某所にて、大枚はたいてスペインにマタドールの意匠を特注したコスプレイヤーの話題が。計算してみると、魔法を623個買えるくらい。『王様の仕立て屋』の世界だ、奮発したなあ。個人でマタドールの衣装というと、『おもかげ幻舞』の主人公が趣味でやっていたな、闘牛回。『おもかげ幻舞』は本編も面白かったし、箸休めのように差し込まれた回(闘牛の他に、調理実習の回)も面白かった。

有名な「ジョー! きみはどこにおちたい?」という場面に悲壮なイメージが薄いのは、続刊があるのを知ってから読んだのと、何よりも『マップス』の「ニュウ・エイブは愛に死なない」を先に読んだからで、あのパロディ精神溢れる大気圏突入の場面には悲壮感など欠片も無くて、ただ笑いあるのみ。収録されている2巻は各話が傑作、これぞ『マップス』という珠玉の1冊だった。『サイボーグ009』の地下帝国“ヨミ”編では、少し遡った場面に登場する「神よお力ぞえを! 生まれてはじめて……あなたにいのります」も名台詞ながら、こちらも『魔界学園』で冬の響が「生まれて初めて神に祈るか……」と言う1コマを連想して口元が緩む。ミス・ヴァージンと一夜を共にする際の弱音だったかな。

「改めて言っておくと、あらゆる世代論、特にオタクのそれは頭に「俺に言わせれば」をくっつけるとちょうどいい。」