杉井光シオンの血族1 魔王ミコトと千の花嫁』(一迅社文庫)590円+税
イラストはきみしま青。登場人物紹介も含めてカラーイラスト3枚、本文イラスト10枚+巻末にイラスト担当の1頁1枚。
あー、だんだん分かってきたぞ。宗教方面は保留するとして、杉井光の小説に聖書とかキリスト教のパーツが多く出現してくると、それが合わなくて楽しめなくなる。『死図目のイタカ』が楽しめて『さくらファミリア!』は楽しめなかったからなあ。で、この小説は、今となっては見えない「ミルク・ハーレム」がどう変更されていったかが確認できたので、そういう意味では楽しかった。固有名詞があれだけかぶっているのだから恐らく原型だったのだろう。そして、もう充分楽しんだので、多分このシリーズとはおしまいにして、メディアミックスというのを遠目に観察するくらいかな。他の杉井光の中で楽しめそうな本を探すのに労力を向けたい。

ブックオフがカードゲームの商品を売る一方で、カードゲームが遊べる場所を用意しているのは、まるでイエローサブマリンを見てるようだけど、日曜はそこに結構な人数で賑わっているのだから、きっと有効なのだろう。

「まあ楓ちゃん落とされたらおじさん攻略なんてもう9割終わったようなもんだよね…」