田牧大和『緋色からくり』(新潮社)1600円(税別)
父親の職業を引き継いだ女錠前師が、姉とも慕った髪結いの殺害事件の犯人を追っていく……と言うか、別の事件に巻き込まれたらいつの間にか本来の目的を達成していった……うーん、錠前の話やミステリーの行方として読むと何処か物足りないような気もしたけど、主人公や用心棒のキャラクターの面白さ、敵方の一人の不気味さ、人情みたいな方面では面白かったかな。猫、活躍しすぎだよねえ。シリーズ第2作も出ているようですが、積年の恨みつらみを晴らした主人公たちに今度は何が待っているんだろう。

Arcadiaの「オーバーロード」が前半終了、少なくとも半年のインターバルを設けるとの事。Arcadiaでは電撃大賞の金賞受賞を報告したSSもあった。アルファポリス「第4回ファンタジー小説大賞」では、小説家になろうのランキングで目にする幾つかが入賞あるいは一次選考において大賞候補作で、ああいうのも出版対象になるのかな。

仙台から何も撮影すること無くデジカメが帰還……もっとも、寝ていた。

不動明飛鳥了の百合版としては
 デビルマンレディーより美夕の方が良かった」
制作スタッフが結構重なっていたらしい。大雑把なジャンルが似てるとは言えども、そう括れるのか。

緋色からくり

緋色からくり