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鳥山仁『ネクロノミコン異聞』（イカロス出版）1143円+税
監修/松代守弘。
イラストは野々原幹。本文イラスト10枚。
1942年晩秋、ドイツもソ連もオカルトで美少女型の邪神を呼び出して戦争しようぜ……という「異色のWW?仮想戦記」。大量虐殺を餌に「神」を呼び出し、適性のある者をパートナーに据えて、軍の秘密兵器とする。これがオカルト好きで著名なナチス・ドイツ側だけなら、ある意味普通なのでしょうが、ソ連の方も同様のシステムを繰り出してきて「神」とパートナー同士が闘うというのだから、ここは笑う所なのでしょう。近付いてくるだけで素養のない者は発狂する少女型の「神」に、単調なフルートめいた音色、「テケリ・リ！　テケリ・リ!」と鳴く怪物。やりたい放題でいいなあ。
AXIS LABELって何だろうと試みに検索してみると、以下のように。
「MC☆あくしず Vol.12」でもお伝えした通り、あくしず発の小説レーベルができました。
　その名も“AXIS LABEL（あくしずレーベル）”
　女の子＆ミリタリーをテーマにした小説のレーベルです。」
えーと、仮想戦記に美少女を出せばとにかくOKなのかな。だとすると間口が広いようにも思うけど、むしろ少女レーベルに近しくなるのか。どうなのだろう。

「（怪物王女）
>TVアニメ版は温い１話完結で良かったのに
　あの「テレビまんが」的な作風が大好きだった

　深夜ホラーアニメのクセに
・流血禁止
・お色気禁止
・一般人への被害禁止
　という、スタッフ引きつる鬼ルール」

ネクロノミコン異聞 (あくしずレーベル)