「かつてあったものがいまはないことによる不満は下等で、現状に満足して普通、そしてこれまでも今もなく、したがって見たことも聞いたことも知りえる何のヒントもないのになぜだか夢見るものがある、という状態こそが上等だと思えるからだ。「知らないものを欲望する」という不可能性への挑戦によって己の凡庸さの輪郭を辿るなら、楽しむことができるだろう。」

「> よく考えたら晒すのが恥ずかしい時点でやっぱり痛々しいんだろうな自分の作品・・・
 わかる。処女が男に向かって初めて脚を開くがごとき、その心情。その恥じらい。」

「エロゲの主人公がヒロイン(と結果生まれてくるはずの子供)に注ぐ愛情は、
 パターナリズムと表現するのがふさわしいと思う。

 パターナリズムを与える側の心地よさは、エロゲの基本だと思う。」

「若いうちの彼女なんて
 みんな今思えばオナホだったよ」

「それは違うのよ
 女が使う忍術なのよ」

「現実には主人公補正はないからなあ」

もう少しある分は後日へ。

メイド愛好家に誘われて、映画でも見る気分で幕張メッセサイクルモードインターナショナル2011へ。昨日のプレミアムタイムや女性無料タイムはテレビでも放送されていたらしい。老若男女の老婆抜きみたいな客層で、なるほど、全国には自転車愛好家……というか、スポーツサイクル愛好家が大勢いるのだなあ。秋葉原へ移動して、隠れ家みたいな店で食事をした後、UFOが突っ込んで取り壊されたラジオ会館を見物して、移転したK-BOOKSまんだらけで無い物を探す遊びに興じる。今季のアニメでは『ベン・トー』が良い息抜きになっているとか鹿目まどか達の印象論とか同人の栄枯盛衰とか『輪るピングドラム』はどこへ収まっていくのだろうとか必要なのはいつだって世界を革命する力だとか、四方山話。やはり前期今期のアニメは話題が尽きない。長らく借りていた電撃文庫スニーカー文庫を返却し、『白貌の伝道師』を渡せて何だかホッとした。久しぶりだったからか。帰りの電車でセーラー服の女子中学生が座席でデンプシーロールをしていたのが見ものだった。

「昨日のセミナーで映画興行市場は、国内の紅ショウガ市場とほぼ一緒という話で盛り上がっていたが、アニメ市場もおよそ2000億だから紅ショウガとほぼ同じ。紅ショウガ市場恐るべし」