「そういえばどうして履歴書に(長所書くのはわかるけど)短所まで書かなきゃならないんだろう 売り物に長所は書くけど短所は書かないのに変なの」

「低身長と高身長の女性ついったらが共に身長にまつわる悩みで盛り上がっていたのだけれど、その談笑の締めが、低女「コイツなら大丈夫って感じで寄ってくる低身長の男ウザい」高女「コンプレックス持って絡んでくるから低身長の男ウザい」だったのでどう転んでも死ぬしかない」

「(Glare)
 開発者は俺たちが生きてる間にメイドロボが実現するはず!ハズ…
 クソァ!作ってやる!作ってやるぞぉッッ!!って連中だと思う」

「男は全力を出し切り疲労困憊して倒れても、女に介抱してもらえる。でも女が同じことをしても誰も助けてくれない。男は疲れきり床に伏した女に言うだろう。「俺のメシはまだ?」

もう少しある分は後日へ。

犬村小六とある飛空士への夜想曲 下』(ガガガ文庫)667円+税
イラストは森沢晴行。カラーイラスト2枚(折り込みの表裏)、本文イラスト8枚。
仮想軍艦島から始まって、表紙折り返しで作者が「下巻は趣味95%で書きました。「旧日本軍!」「男ハーレム」」と書いてあるように仮想米軍と空戦を繰り広げたお話は、綺麗綺麗に畳まれる。もう少しイタズラ心を出すと福井晴敏の『終戦のローレライ』くらい時間をずらした終わり方もあっただろうけど、そっちは『とある飛空士への追憶』で既にやっちゃったんだったかな、もう記憶が薄らいでいる。キャラクターは面白いけど軍事や空戦にはそれほど興味が無いので、かなりページを割いて描写されている部分を余り楽しめなかったのが残念。巻末に参考資料と「※学恩に心より感謝いたします。本編では精密さより面白さを優先している箇所が複数存在しますが、分析はすべて筆者にあります。」なんて書かれている辺りがもう仮想戦記だ。ライトノベルでここまであるのは珍しいんじゃないかな。もしかしたら朝松健の『大菩薩峠の要塞』にあったかなと思って本棚を漁ってみたら、無かった勘違いだった。

「届かないものへ、必死に手を伸ばす――これこそが新海誠という人が作る作品のアイデンティティなのだな、と。結末こそちがえど、すべて届かない遠くのものへ手を伸ばすドラマ。作品の台詞として使われていることもあるくらい何度も送られているメッセージなのだけども、監督本人の口から聞けて良かった。」

とある飛空士への夜想曲 下 (ガガガ文庫)

とある飛空士への夜想曲 下 (ガガガ文庫)