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「会って話してよ、関係ってそれしかないよ、メールは嘘、電話は嘘、インターネットはもっと嘘。インターネットにあるのはぜんぶ、コンテンツだ。人はいない。私もいない。」
「世界はすべて、勉強の場所
沢山見て、たくさん、うろおぼえで再現すれば
みんなクリエイターになれます」
「パクリは余計なことまで思い出すから盗作になっちゃう。
みんなもっと適当に覚えなさい」
「会話のキャッチボールが死ぬほど下手な俺がやっと気づいた法則
相手が質問してきたことは自分が聞いてほしいことである
これさえ抑えておけば聞き返しただけで会話になる
とにかく興味がなくとも会話の端々に出てきた単語を抑えて聞く
ちょっとだけ改善できたよ」
「一度にすべてのことが同時に起こらないために、時間はただ存在する。」
もう少しある分は後日へ。
虚淵玄『ブラックラグーン?罪深き魔術師の哀歌』(ガガガ文庫)571円+税
イラストは広江礼威。カラーイラスト3枚(表紙デザイン変更、折り込みの表裏)、本文イラスト8枚。
世にバカミスという言葉が生まれた顰みに倣うなら、これは差詰めバカノワール。エントロピーがどうとかバッドエンドがどうとか悩むなら、こういったノベライズを使って作者は鬱屈を解消していけばいいんじゃないですかね、というメタな視点以外は特に無し。
ブックオフの半額セールまでトコトコ出向いたのはピーチ味のかぜシロップが力不足だったからという事にしておく。
年始早々、H嬢から慶事めでたいメール。そこから『ロードス島戦記』を経由して『輪廻のラグランジェ』に着地した。
「中味がないというのはどう いうことかというと、これだけ情報がフラット化してきたら、ネットを見て、たまたま見つけたからこうだって呟いても何も意味がない。そうじゃなくて考えて 面白いことを言わないといけないんですけど、考えて面白いことを言うためにはベストは体験なんですよ。体験の次に役に立つのが、ようやく読書。でも、そん なに体験はできないでしょう。なので読書。自分がこんなことをやったが一番、こんな奴が友達にいるが二番、その次がこんな本を読んだ。人に通用するのはここまで。それからは、どんどん落ちて行って、こんなテレビを見た、ネットでこんな情報を見つけましたと、落ちて行けば行くほど、どこにでもいる奴になっちゃう。」
- 作者: 虚淵玄,広江礼威
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/01/18
- メディア: 文庫
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