「>朝日奈さんが好きだった
>エルフの下級生ではもちろん橘真由美に心を奪われた
 完全に念だけども
 橘さんが好きすぎてセックスばっかやってて全然話が進まなくて詰んだ
 セックスしないのが正解なんだろうけど橘さんとずっと爛れた関係でいたかったんです」

「>>1巻の表紙の女がメインヒロイン
>その法律は知らなかった
 つまりラノベを読むというのは表紙の法則の確認作業なわけだな」

「>今更だが冥福を祈ろう
 結局あの人の黄昏のシンセミア評見られないままだったな
 愛が大きくなるほど筆が重くなるってオタ系テキストサイトじゃ稀有な人だったけど」

「中年のオッサンはラノベに出たとしても大抵「何かを託す」役割にしかならないよね。仮に事を為すとラノベではないと憤慨されたりする。
若者が未来を切り開くのは良いとしても、それだけが正道ってドラマ作りに固執するのは、やっぱ残された可能性の差なのかねえ。
経験は可能性に負けるのが日本の作品。」

もう少しある分は後日へ。

石川あまね『シー・マスト・ダイ』(ガガガ文庫)571円+税
イラストは八重樫南。カラーイラスト2枚(折り込み表裏、片面はキャラクター紹介)、本文イラスト6枚。
第4回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。何故か、あとがき無し。
超能力が当たり前の世界で、もし学校(この本の場合は中学校)にテロリストがやってきたら、という古式ゆかしい(もうこの表現を用いても十分に時間を重ねているだろう、そういう事にしておこう)ライトノベル的導入。ただし、テロリストの側がP・K・ディックの短編をトム・クルーズ主演でスピルバーグが映画化した、あの理屈に基づいて動いていたら……という辺りでまずひと捻り。そしてテロリスト襲撃後、複数のキャラクターが事件を見つめ直す事によって、そこに某SFアニメで言うところの「遺伝確率250億分の一」めいた影を嗅ぎ取っていく辺りでふた捻り。面白い組み合わせですね。作者はまだデビュー後の2作目を出していないようです。

図書館に行ったら、検索機械の方までシステム変更が及んでいた。またタッチパネルの五十音配置が変更した、めんどくさい。詳細検索への手順も変わった、めんどくさい。軽くはなったようだけど。

「リアルタイムに見てない世代が後で見ようと思うならその作品は成功だと思う」

シー・マスト・ダイ (ガガガ文庫)

シー・マスト・ダイ (ガガガ文庫)