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「誰かがそれを悪だと言うとき、そこには誰かの主観がある。誰かが「それは我等に害なすものだ」と言っている。その「我等」が誰かということを、一人一人が考えなくてはならない。」
「あだち充に関しては、友人が言っていた「あいつの漫画の主人公、人が死なないとやる気を出さない奴ばっかりだな」という言葉が印象的です。」
「彼女欲しかったら乙女ゲーやればいいよ。ああ女の子はこういう気遣いとか行動に心を打たれるんだって少しは分かる。彼氏欲しかったらギャルゲーやればいいよ。ああ男も色々頑張って考えてくれてるんだな可愛いって少しは分かる。両方やると、ああ端から見ると男も女もめんどくせーなーって分かるよ。」
「「今はできない」を「絶対できない」と間違えないように」
「ラオウも愛ゆえに悩み苦しんだわけなので、まじこいも、ホライゾンも、ピングドラムも、そりゃ悩みますよね。」
「昔のオタクは好きなアニメーターが吸ってる煙草の銘柄まで知っていたというのに
(行動的なアニメファンはスタジオに潜入してた)」
もう少しある分は後日へ。
三雲岳斗『旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦』(光文社)1500円+税
ミステリ誌「ジャーロ」に掲載された5作の連作短編集。万能の天才ミケランジェロをホームズに、ミラノ宰相をワトソンに、才長けた貴族令嬢を彩りに添えた、失せ物探しの数々。色恋沙汰の絡まなかった「失われた右腕」が面白かったかな。それと、商家の人間関係がドロドロした「二つの鍵」もなかなか。三雲岳斗はミステリーをよく書くけど、『少女ノイズ』はここまで失せ物探しばかりだったかな……忘れてしまった、そのうち読み返そう。そうそう、本棚にいつ買ったのか、既読かどうかも忘れた電撃文庫『レベリオン』の1巻を見つけたから、そっちも読んでみよう。
1話を見たきりインターバルを開けてしまった『輪廻のラグランジュ』、2話の従姉が携帯でがなるシーンで興醒めして、また続きを見る気力が湧いてくるまで当分は放置。一体何が悪かったのだろう。
高校の周りでバラバラの制服を見かけたので、あるいは入試だったのかもしれないけれど、見かけたのが女子ばかりで男子は何処へ行ったという謎。
「レコードに針を落とすのが本質的な音楽体験ではないのと同じ意味で、ページをめくるのは本質的な読書体験とは全く関係がない。」
旧宮殿にて 15世紀末、ミラノ、レオナルドの愉悦 (カッパノベルス)
- 作者: 三雲岳斗
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/07/20
- メディア: 新書
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