土橋真二郎『生贄のジレンマ<上>』(メディアワークス文庫)590円(税別)
作者の本は、デビュー作に当たる電撃文庫の『扉の外』だけ読んでいて、その次にこれだと……デスゲームっぽい話からデスゲームになって主人公は前より趣味がちょっと増えた、くらいに似ている構図に見えた。どうも土橋真二郎はクローズド・サークルのゼロサムゲームめいた本ばかり書いている印象があって、勿論読んでいない本もあるから違うのかもしれないけれど、この先デスゲームをエスカレートさせていくのかなあと、そんな想像を。これ、主人公はこういう立場が一番動かしやすいのかな。150頁12行目に関して次に触れられるのは何時だろう?

塩麹、塩もみ大根の梅肉和えにまぶしたら、塩味がマイルドになった。今まででは一番良かったかも。

「だって,ロボットゲームで間口を広げるのは限界がありますからね。例えばACは,どうやっても女の子にはウケないんですよ。なんせ男女比99.8:0.2ですから。  これは僕自身が以前ショックを受けた話なんですが,ACのデザイン画2枚を,たまたま会社の女の子に「どっちが好き?」って見せたことがあるんですよ。そしたら,「違いが分からない」って言われてしまって(苦笑)。」