「例えば飛脚が「今日は15キロしか走れなかったわ〜明日巻き返すか」と座って休憩してるところに「座ってる時間があったらあと5キロ走ったら?」って言う人が居たら、「えっ」ってなると思うけど、精神的な仕事だとそれを言う人は多い。

 ずっと走れるものだと錯覚している。そういう人の効率は悪い。」

「もう少し踏み込んで言うならば、「ふつうは」「常識では」「あたりまえだ」は要するに

「マイノリティーはだまってろ」

 と言う事でしかないのです。“不特定多数”という正体不明な虎の威を借りて、いう事を聞かせようとする支配欲の顕れでしか有りません。」

「好みの多様化により幅がある程度広くなったとはいえ
 アイドルの旬は15±3の短い時間
 長尺で芸能活動できる他業種に足がかりを作りたいのはよく分かる」

「思想家ユモーユ・ヴェイユの言葉を借りるのならば、

「天才とは暗い闇夜を乗り越えていく力の異名である」

……というフレーズが相応しいだろう。」

「>絶対悪定義
 読者に「あっこいつ絶対改心しないな」って確信させられるようなキャラ」

もう少しある分は後日へ。

幡大介『大富豪同心 刺客三人』(双葉文庫)600円+税
見習いが取れてからもうだいぶ経つのかな、同心の八巻の命を今度こそ奪ってやろうと集められた刺客が三人。いずれも凄腕の殺し屋ながら、八巻卯之吉がその罠をスルリスルリと抜けていって、逆に首魁の悪僧を追い詰めていく……のだけれど、中心の八巻は殆ど何もしないで周りが動き回っていくのが愉快の一つ。刺客の一人が猟奇的というかサイコというか、結末の苦さも愉快の一つ。作中の説明で気付いたけれど、誰もが情が濃くて相手に愛想を尽かして見限るという場面が無いなあ。シリーズ最新刊の9巻が4月に出ているようだから、いずれ読んでみよう。

図書館から所要で駅まで出向いた所で、初めて人口声帯の声を聞いた。電気シェーバー、あるいはコードをショートさせたような音で、少し離れると声としてはもう聞き取れなかった。装着に性別や嗜好はあるだろうけど、初音ミクみたいな声を出す人口声帯ってもうあるのだろうか?

「>ハイパークラブやってた雑誌はエロ無関係のSF漫画とか載せてたなあ
 ペパーミントコミックだっけ
 どりあえずデビューだけはさせてやるが後はお前しだいだって
 いう編集が男らしかった」

刺客三人-大富豪同心(8) (双葉文庫)

刺客三人-大富豪同心(8) (双葉文庫)