狂戦士しょーちゃんは車で帰省したようだけど、先日の強風で扉に挟んだ指の怪我も治ってないだろうから大変だっただろう……と、これは昨日の話。何故こんな時期だったのかな?

上遠野浩平『恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-』(集英社)1300円+税
考えてみると、『ジョジョの奇妙な冒険』をしっかり追いかけていたのは第3部の終盤くらいまでで、その後は断片化された話を見知っている程度。そういう訳もあって、この第5部の外伝的ノベライズは、山田風太郎が書かなかった、あるいは書けなかった、忍法帖みたいな小説だと意識しながら楽しく読み通した。ボスとジョルノ・ジョバァーナは忍法使いなのに権力者になっちゃったなあとか理屈抜きで忍法使いに勝ってしまう剣豪みたいな存在が全く登場しないなあとかそういうのは別のシリーズの風の騎士が該当するのかなとか、とにかく忍法帖との比較。山田風太郎の直系は菊地秀行だろうけど、この本の印象からすると上遠野浩平は隔世遺伝を引き継いでいる感じ。それぞれの作風の違いが時代の違いと見なして読み返しても面白そうだ。

手違いで落ちたのを別とすれば、ミニトマトの千果は初収穫。水を断ち過ぎて下の方の葉まで萎れてきたので慌てて如雨露で水をまいた。

「完璧美人だと引くが
 残念美人だとしょうがねーなー!って気になる
 ダメな男ほど可愛いって意味が理解できた」

恥知らずのパープルヘイズ ―ジョジョの奇妙な冒険より―

恥知らずのパープルヘイズ ―ジョジョの奇妙な冒険より―