似鳥鶏『午後からはワニ日和』(文春文庫)562円+税
主人公たち動物園職員が連続する動物窃盗事件に右往左往しつつ犯人を突き止めてみれば……というお話。動物園職員の実態も楽しいし、真犯人がチラリとしか登場しないのも楽しい。作者の学園もののシリーズと違ってこちらは単発かな、面白かったから続きをと思うものの動物園でシリーズ化は難しそうだ。最後に舐めたのが人間だったら面白いなあ、キリンだろうけど。

だから僕は、Hができない。』、新番組。これもライトノベル原作で、良くも悪くも順番の問題で『ハイスクールD×D』の後発みたいな印象。主人公が戦わない代わりに戦闘役の電池みたいな存在だけど、この先もずっと電池役なのだろうか。深く考えてはいけない、気楽に眺めるには楽しそう。

まるでSCFの趣味のいい連中にアルコール系の催眠ガスでも使われたかのように、頭痛吐き気食欲不振で午後はひたすら寝て過ごす。

「高校の頃、同級生の女の子にマージャンを教えていた、
とりあえず配牌見たら対々(トイトイ)が早そうだし簡単かなと思い、
既に教えてあったポン(他の人が捨てた牌を拾う事。ポンと発声する事を一般に鳴くと言う)
を実行させようとした。
俺「あ、それ鳴け」
女の子「え・・えと、にゃー」
当時、萌えという表現は無かった。」

午後からはワニ日和 (文春文庫)

午後からはワニ日和 (文春文庫)