ふの付く某所より、『シスター・プリンセス』に寄せて。
シスプリの怖いところはな
 罹患してた連中がその過去を消したい過去とまでは思ってない事なんだ
 実に恐ろしい」
「この後味の良さは企画物の完成形だと思う」
「これ意外と珍しいよね…
 と思ったけどエタメロ悠久患者もそうだった
 っていうか根治してないだけじゃ…」
「患者の8割ぐらいは
 今でもいけるんじゃね?と思ってる」
「>>名前間違えたって
>>あの子たちは笑って許してくれるさ
>次は間違えないでくださいね?って困った顔で笑うのだ
 容易に想像出来て辛い
 胸が苦しくなる」
「今見たら1期アニメは…うん…
 でもあの頃の俺にとってはこれが最高のアニメだったんだ」
「>>全員孕ませちまえばみんなお母さんでハッピーエンドって言ってた
>それが多分正解だと俺も思う
 まぁウニメの方はそうなるだろうね
 最後まで悩んでる咲耶を妹たちが押さえつけて
 お兄ちゃん咲耶ちゃんもお母さんにしてあげてくださいね?って言われる」
エヴァブームのおかげで美少女ゲームでも妙に陰鬱な作品が多かった頃
 この底抜けに「可愛い女の子と幸せならそれで良いじゃないか」って言う作品はホント癒しだった
 なんど転がっては悶え転がっては悶えしたことか」
「ちょうど鍵系の泣きゲーも流行り出したし
 とりあえず悲劇的な話が凄いかっこいい!!って頃だったよね
 そんな中で生まれたこの作品はどこまでも優しさに満ちていた
「持ってる携帯に妹全員の名前と呼ばれ方を辞書登録してたあの頃
 毎月妹の誕生日にはケーキを買って誕生会をしてたあの頃
 そんな満ち足りた高校時代」
「>>久しぶりにキャラソン聞きたくなってきた
>ほちゃのベスト盤の宣伝でLove Destinyが店内で流れて思わず泣きそうになった
 can/gooまぼろしが有線で流れてボロ泣きした
 病気か」
「>癒されるどころか重症になってるじゃねーか
 イヤ違うんだ
 確かに涙ぼろぼろ出るけど
 反面心が静かに穏やかになっていくんだ」
「どんなに辛くても俺のそばには妹がいる
 それだけでこの辛い人生に意味があると思えるんだ」
シスプリに触れて思い出すと
 少しだけ優しくなれる」
恐ろしいような眩しいような。これも愛。

「生まれてくる次元間違えたって言ってるけどアンタじゃ向こうでも同じ事言うわよって言っただけじゃない…」