機本伸司『究極のドグマ 穂瑞沙羅華の課外活動』(ハルキ文庫)857円+税
『神様のパズル』の続編第二弾は、量子コンピュータ対分子コンピュータの猫探し。人造人間はどうしてかくも愚直にレーゾンデートルを悩むかなあと首を傾げ、「優秀な中学生に先取り教育する塾のバイトの募集要項に,「いかに態度が大人びていて,抽象的な概念を理解できても,中学生は中学生なので優しく扱え」みたいなことが書いてあったことを思い出した」という一文を思い出して、中学生を高校生に入れ替えても大差はないのだろうな小学9年生が小学12年生みたいなものか、と納得。綿さんがオタオタしながらヒロインとよろしくやってAVがいつものように活躍して、収まるべきところへと物語が収まっていく。それに満足。

森のアケビを見ると亡くなったS・ Mのおじさんを思い出す。あれは亡くなる前だったか、後だったか。あの事件は未解決のままなのか。

昼食後に吐き気の一切無い腹痛。これが腰痛と相まって日が暮れてもなお痛みが収まらなくて、困った弱ったと横になっていたら、夕食前になって急速に痛みが引いていって、普通に食事も出来た。不思議不思議。ビリヤードの手玉くらいの熱い球が収まっていたような感覚だったなあ。

「他人から自分を見る視点があった方がいい
 自分はどう見られてるか
 周りは自分に何を求めてるか
 こんな奴だったら話しやすいなとかまで考えるんよ」

究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)

究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)