来年の1月に現在の東京タワーからスカイツリーへとテレビの電波供給元が変更になるそうで、それまでに何回か電波試験放送があるらしい。その内の1回目が午前4時58分というので、受信に難有りのEテレテレビ東京を試しに録画してみた……と、これが昨日だか一昨日だかの話。スカイツリー発信時に問題無し、むしろ受信状況が良くなってくれるのではと淡い期待を抱いておく。

某所より。
「日本国内で「ファンタジー」という看板をつけられている作品は、だいたい4つの系統に分けられてしまう。

・ハードカバーやハヤカワ・創元の“海外文学”系
・図書館の児童コーナーでよくお目にかかる“児童文学”系
・基本的に女性作家の手になる“少女小説”系(この名称の不適切さは認める)
ライトノベルやコミックといった媒体にまで広がる“RPG”系(さらにTRPG・ラノベ系とコンピュータRPG・コミック系に細分できる)

日本国内にファンタジーというジャンルを普及させるための試み自体が、かなり分裂した形に行われていたようで、「共通の祖」と見なせるような個人あるいは集団は、日本国内には存在しない。かつてのSF大会や、推理作家協会のような、統一的なコミュニティも存在しないし。

それどころか、作家にしても、読者にしても、違う「系統」の作品を同じ「ファンタジー」と見なしていない節がある。」
そういう意味で越境を成し遂げた『十二国記』は偉大だったんだろうなあ。似たような意味では『マリア様がみてる』も。

「実家が見渡す限りの山々が自分の家の土地って感じだったけど
 座敷牢みたいなのあった
 ひい婆さんの妹が視力が無いうえに耳も聞こえなかったから外に出たら危険ってことで一山分くらいの周囲に低い柵作って
 外に出ないようにしてた
 閉じ込めるためじゃなくて安全な境界線を知らせるためでもあった
 結局その人が一生を周囲2キロくらいの敷地内で過ごして死んでいった」