「>紫色のクオリア面白いよね
 おもしろいけど雑誌版読んだ後に単行本読むとリアルに変な声出る」

「(絶園のテンペスト
>たぶん鎖部の部下に影でテンパリストとかアダ名付けられてる
 雑誌の読者コーナーでは完全にそういう扱い」

「本屋のバイトで、どう見ても未成年の男子が成年コミックをビクビクしながらレジに持ってきても黙って会計してあげ、それを知って怒るお嬢様系女子大生の同僚に「おまえに童貞の何がわかるんだ」と論理性ゼロの回答で応戦する。そんな歪んだ正義感が、かつて私にもありました。」

「日本って「人の上に立ちたい」って人は国民性として少ないんだけど、いざ立とうとする人ってみんな「支配欲」にかられてる人ばっかりで怖い。」

「近ごろ「マジ」「ヤバイ」の汎用性がマジヤバイので、50年後ぐらいの俳句は「春ヤバイ マジヤバイマジ 君ヤバイ」とかで「春が訪れ、花が美しくその身を咲かせる季節になりました。でもそんな可憐な花々よりも君の方が美しい。嗚呼、この花を君と見れないのが切ない」ぐらいの意味になり兼ねない。」

もう少しある分は後日へ。

長沢樹『消失グラデーション』(角川書店)1500円(税別)
第31回横溝正史ミステリ大賞の大賞受賞作。
以前、伊藤計劃をストーリーは面白いけど主人公の造形が好みでない云々という感想を見かけて、もしかしてこんな主人公だったのかなあと空想した。叙述トリックって決まれば爽快なんだろうけど合わないと読みづらい。途中の読みづらさが読後に余り報われた心地がしなかったので、次回作はもっと楽しく読める本だといいなあ。2冊目にある「樋口真由“消失”シリーズ」という副題は、遡って1冊目にも付けられたのだろうか?

ルピナス探偵団の憂愁』、文庫落ちしてたのか。『ヴィーナスの命題』は文庫落ちしたけど作者は2冊目をまだ出していないようだ。

夜中、年賀状を投函しにポストまで出向いて行く途中、完成までもう間もないだろう建築途中の家をぐるり囲んだ防水布(?)が強風で煽られて大きな音を立て、それだけで何だかもう怖かった。何故だろう、あの布がはためく大きな音は嫌な方向へと想像力を掻き立てる。音さえ無ければ怖くも何ともないだろうに。

cookpadで雑煮のレシピを見てるけど、ひどい未定義料理だなこれは。「温かい液体に餅が入っている」くらいしか共通の性質と呼べるものがない。」

消失グラデーション

消失グラデーション