ヨドバシの上の三省堂でも見付からなかったので『SWAN SONG』が付録の「メガストア」探しはこれにてお終いに。

「逆襲のAVA」(ARE)より、「がんばれ本多知恵子」から抜粋。
「いまだに、松井と本多を取り違えてしまうのは、理由がある。「魔法のルージュ・りっぷすてぃっく」のためなのだ。

 前述のまる一年の「ブランク」の間官女のが何をしていたかというと、アダルトアニメの声優である。リストに掲げたものは「メジャー」な作品だけだから、もしかしたら他にもあるかもしれない。アダルトアニメしか仕事がなかった、というシビアな現実が彼女をうまくしたのだなあと考えるとしみじみしてしまう。だけど、僕みたいに、アダルトアニメをよく見る(最近は意地で見ているようなところもあるけど)人間にとっては、うれしいことでもある。(どこがじゃ!)

 「りっぷすてぃっく」は今では考えられないようなキャストで、変身前の女の子(ユマ)を本多が、変身後の女の子(ミア)を松井が、というダブルキャスト。見た当時は区別がつかなかったものだから、それがのちのちまで尾を引いてしまった。彼女が小さい女の子の演技に開眼したのはこの作品なんじゃないかと密かに考えている。とても楽しそうに演技しているんだよね。

 「スタートラップ」は室井深雪と共演。どちらかといえば、本多はネコ役に向いていると思っていたのだけれど、今回は(前半は)タチ役で、これが結構はまっている。もしかしたら、鶴ひろみみたいな訳者になれるかもしれない。多分、このあたりの性格分けが、エルピー・プルプルツーにつながってくるのかな。
 室井とは、レディレディ!!でまた共演することになるんだけども、ある回で、リンをなぐさめるためにセーラが一緒にベッドで寝てやるシーンが出て、僕の知り合いは、「ランじゃ、カナタじゃ。」と一人テレビの前でのたうちまわっていたそうな。」
奥付を見ると発行日は1988.8.13とあるから、コミックマーケット34、夏コミだけの年の同人誌。勿論、荘真由美との混乱にも触れている。デビュー作だった『プラレス3四郎』の素形真知子役から見ていたんだなあ。

本多知恵子急逝がおっさんヲタにとってどれほど衝撃的かと言えば、今の若いヲタに「釘宮理恵が亡くなったよ」と急に言われたようなものだと例えれば一番近いと思う 全盛期のポジションで言ってもあの位置が一番近い」