「スゴい瞬間だ!って思った時の人間の頭の映像ってかなり望遠してるよね
 写真を撮る時に思った通りの絵を取ろうとレンズを集め始めて気付いた」

第一次産業っても海事技術は当時のハイテクだから
 簡単に参入も出来ないし高い付加価値があったのは
 わかるよね?
 東インド会社が極東に大船を送るのは今で言えば
 スペースシャトルを飛ばすような感覚だった」

「>猿が露天風呂に浸かってたりするけど、あれ上がったら寒いだろうなあって思う
 猿の体毛は体温が変化しにくいようにできてるから大丈夫よ
 それよりも露天風呂につかれるのは上位の猿だけだ
 底辺は周りで震えてるだけなんだ」

「まおゆうの夜這い回だけど、これに限らず第一話からして、男の子達の結婚願望かなーと思う。」

もう少しある分は後日へ。

大場惑/原作:新海誠ほしのこえ The voices of a distant star』(MF文庫ダ・ヴィンチ
イラストは竹岡美穂、ただし表紙のみ。
奥付曰く、「2002年7月にMF文庫Jから出版された『ほしのこえ』に加筆修正を加え、新装版で出版」「新たに「新装版 あとがき」を加えました」だそうで、書店で新海誠柳沼行のイラストが表紙だったMF文庫J版の方は見かけた覚えがあるけれど、ダ・ヴィンチの方で新装版が出ていたとは知らなかった。試みに検索してみると、更にエンターブレインから別の作者による『ほしのこえ』の小説も出ているようだからややこしい。
渋谷だったかな、映画館で『ほしのこえ』を観たのは多分2002年で、当時の記憶が少し甦ってきた。完成版よりも中野の自主制作アニメ上映会で流れた予告編(南と観た、あれはPreview3だったかな?)の方が印象的で、遡ればネットで突然出食わしたPreview1や2の方が今でも記憶鮮明。
小説は、アニメの話を更に膨らませてあるのかな、もう映画の記憶も曖昧になってきていて、福井晴敏の『ターンエーガンダム』や結城恭介の『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』みたいな、そういうカテゴリーに収めたくなるような結末でホッとした。
大場惑の本を読むのは久しぶりで、この本はスラスラと読めて楽しかった。名前を見かけると某人物の某エピソードを思い出す。

「若い子に「そのアニメVHSでなら持ってるよ」って言うと「VHSって動画の拡張子ですか?知らないです」って言われてショックを受けたことがある」

ほしのこえ The voices of a distant star (MF文庫ダ・ヴィンチ)

ほしのこえ The voices of a distant star (MF文庫ダ・ヴィンチ)