「「運命の出会い」というのがもしあるとしたら、たぶん出会ってから早くても15年くらい経たないと分からないと思う。」

「女子高生2人が「雪降ったけどいつまで生脚出してる?」「私が生脚辞めるのは歳取った時だけだから。季節は関係ない」と話してて、危うく泣きながら握手しに行くところだった」

「かけ算の順序に意味づけをする小学校教育について議論が続いている。驚いて娘に聞くと「かけ算の順序を強制するなどの不条理は小学校に満ちており、一々反応せずさらっと流して後から笑える思い出話にすれば良い、世の中この手の矛盾ばかりだから、切り抜けられない子は将来が心配」そんな悟りどこで。」

「こう生きるべき、あなたはこうなるべき。そういう環境で育ってきた人は、他人にもそれを強要するようになりやすい。自分が我慢してきた人は人に我慢を期待するようになり、らしく振る舞う事を要求されてきた人はそれを他人に期待するようになる。」

「無敵だと思っていた両親も、本当はさまざまな個人としての弱さを隠して、わたしの前で無敵であってくれたのだなあと実感します。」

もう少しある分は後日へ。

武内涼『忍びの森』(角川文庫)781円(税別)
奥付曰く、「第17回日本ホラー小説大賞の最終候補作となった「青と妖」を改稿・改題したものです。」だそうで、ホラーと言うよりはアクション伝奇ものといった感じ。
織田方に攻め滅ぼされた伊賀忍者一派の生き残りが再起をかけて紀州へ落ち延びようとしたのに、逃げ込んだ先は殺る気満々の魔物達が巣食う荒れ神社。人外の化生を相手に伊賀忍者達はどうやって戦うのか。うーん、魔物があの手この手で攻めてくるサービスは有難いのだけれど、敵の総大将がそれまでに比べると倒し甲斐がないと言うか、イメージが漠然としたままで食い足りなかった感じに。忍者の技術や生き様の描写は面白かったので、作者の他の時代小説にも手を伸ばしてみようかな。

冷え込みが厳しさを増してきたので電気ストーブを引っ張り出す。足先が冷えてどうにもこうにも堪らない。痒い痒い。

「うちの妹が言ってました.体育祭で叫び,文化祭で楽しみ,卒業式で泣き,サイゼリアで長話するということを学生のうちにやっておかないと,学生時代を楽しめた感じがしなくていやなんだと.そうしているんじゃなく,そうしたくてそうしているんです.」