「男性用下着ということでいつも思い出すのはカルバン・クラインの娘が言ったとされる「男性といい雰囲気になって彼がズボンを脱いだ途端、親父の名前が現れるのに耐えられない」という逸話で、本当に気の毒な話だと思う。」

「自殺一歩手前の人間が風俗店へ抜いてもらいに行ったり、嬢として働いていると考えると、あの空間ではものすごく純度の高い命の削り合いが行われているのではないだろうか」

「子供時代の全能感が社会をちょっと知って折れかけてしまう
 狭間に生まれた妙にひねくれた感性が中二病だよ」

邪気眼中二病患者が言われて痛いところを特に刺激しない
 中二病患者にも安心してお出しできる中二病と聞いた」

「「人生には正解がある」って考え方をしている人は、その考えを捨てない限り無力感から抜け出せない。」

「もう二年くらい前に書いたことだけれど、ポップカルチャーは消費されていくものだ。僕たちは、それを恐れるべきではない。時代についていけなくなった表現者は、ただ消えればいいのだ。社会を恨んでも仕方ない。その社会がたとえ、行き詰まりに向かっていたとしても。恨むべきなのは、社会を変えられなかった自分だ。至らなかった自分だ。誰かのせいにはできない。」

「友人がらきすたは好きでけいおんは嫌い(どっちも漫画版)ってのがいて
 何で?似たようなもんじゃねえの?って言ったら
 らきすたはこいつら学生だからこうしてられるだけでいつか苦労もあるんだろうなって思わせるけど
 けいおんは大抵ムギが金で何とかしそうでずるいんだよ設定が
 って言ってた」

「行動しないで他人の文句ばかり言っている人は何の価値もないので無視するのが一番。行動している人の批判は実践が伴っているから聞くに値するけど」

「(セラムン下着がサイズ展開限定されて悲しいっていう人に歌を作りました。)

ごめんね サイズがなくて  夢の中なら 着れる
脂肪吸引機 ショート寸前  今すぐ 痩せたいよ
泣きたくなるようなセルライト  筋肉付かないミドルエイジ
だって寸胴 どうしよう   ハツなら 生食よ」

「中学生の頃、セックスって単語が出ると「ほよ?」みたいな顔でとぼける女子がいまして、まあ思春期の男子からすれば最高のおもちゃなので、毎日セックスセックス言われてたのですが、ある日ブチ切れて高2の彼氏とセックスしてるというカミングアウトされてクラスが黒船来航みたいな空気になりました。」

「若手女子クリエイターの近くには必ず、その子の才能はベタ褒めしつつも作品自体には苦言を呈したり今後の方向性について非現実的な助言をしてくるブレーン気取りのおっさんが湧いてくるので法律で取り締まってほしいです。」

「自分は普通の人より不器用で周りとおんなじペースでは生きられないけど 自分なりにうまく生きてけば良いんだって気付いたら気がラクになったよ ほどほどにがんばろう」

「80年代にハイスコアを目指していたプレイヤーにとって、ガチでゲームは「人間の限界に挑戦する」作業だった。遊びどころではなく「ゲーム道」になっていた。ゲームのプレイに人生すべてをかけるみたいな。そのライト層との乖離があって「ゲームは遊びじゃないんだよ」というギャグが活きてくる。」

「ゲームはコミュニケーションというのは、ゲーメストでかなり早い時期から言っていたことだと思う。それに対して、「ただおもしろいだけじゃ駄目なのか」という原点に立ち返った問いがある。これを突き詰めると「生きる活力」みたいな論点に行き当たり、これはこれで深い議論になる。」

「>18時をすぎると夜なんだな
>て海外行くと思う
 ドイツ・スイスあたりは徹底してるね」

「よく世間一般で『自殺できるなんて勇気があるなぁ』って言われるけど、現実にはあれ勇気があるから死ぬんじゃねーのですよ。『自殺する恐怖を上回るほどに現実を生きて苦しめられる恐怖が存在するから、マシな恐怖の方に逃げてる』のです。」

「「しねばいいのに」が、「つぎ改札通るとき機械の調子悪くてピンポーンて閉まればいいのに」くらいに思えるようになった。心が広くなった。」

「人間は自分を安心させるためにいろんなところに帰属するし、他人を見る時どこかに帰属させることで安心します。」

「人の諸々の愚の第一は、他人に完全を求めるということだ。 (司馬遼太郎 竜馬がゆく)」

「「言いたいことがあるなら、面と向かって電話しなさいよ!」(友だちと喧嘩をした中学生の女の子が携帯メールに書いたこと) #変遷する言葉の定義について」

「自分の熱意を才能と勘違いする。そんな時期がオレにもありました…」

「いつか誰かが人間の三大欲求を満たす行為をふたりでしているのがいいって言っているのを見てすごく頷いた」

CCさくらがいまこの時代の作品だったら、「クレイジーサイコレズ知世ちゃんbot」とか、桃矢が出るたび溢れる淫夢ネタとか、一斉に唱和される「はにゃ?ん」とかでさぞ地獄だったろうなと思うので、あれが90年代の作品で本当に良かったなと思うんです。」

「90年代はやっぱりこういうカジュアルなノリにはならずに、2chCCさくら板というこの世の悪意と邪念を集合させたような瘴気がバリバリに漂う世界の果ての闇の儀式に収斂しちゃったんだよね。」

「ネットで陰湿な攻撃を受けたときに同じレベルで反応しない、というようなスタイルを、私は「精神の貴族性」と呼ぶ。貴族に対する前時代的な幻想が交じっていることは否定しない」

「バカのふりしてやりすごす時は「精神の裸の大将性」なのだろうか」

「子供たちに親がいなくなることをある程度覚悟させる年になるまで、俺たちは生き続けなきゃいけない。例え憎まれようと。きっとそれがお父さん達の生まれてきた目的。シンプルだけど、とても達成が難しい目的。一生を賭ける価値がある。」

「何度も言ってるが料理はゲーム。コストを下げて、時間を短縮して、いかに美味く作るかが楽しい。」

「自己嫌悪とは自分への一種の甘え方だ、最も逆説的な自己陶酔の形式だ」

「「かぐや姫」、原作のイメージだと言い寄ってきた男を賢くかわす感じだったけど、映画では少女がいきなり複数の男から「女」として扱われるようになったことへの恐怖感みたいなものが感じられて、そこにグっときました。」

「街で5人の若い男の子グループがきゃっきゃしてて「ねえ、彼らの友情ぶっこわせる?」って一緒にいたモデルの女の子に聞いたら「多分いけます」ってクールに言ってくれて頼もしかった。」

「ちゃんとした(って言い方もおかしいけど)女性誌は「もとが美人なのをちょっとポイント押さえたメイクでより美人に」って感じの元を活かすメイクがほとんどだけどアゲハ含めギャル系雑誌は「ブス?なんとかします!」って力強さが頼もしいと思う」

「「みんな自分の頭で考えよう」しかしその考えた結果は、結局その時の感情や気分や習慣が元になった結論を後押しするだけ」

「教育を受ければ受けるほど「これがおれの運命だ」と思い込める領域は減ってだいたいのことは「これは単なる偶然だ」というかんじになってきて、それでも残る運命的な領域が「なるほどおれには教育が足りない」とわからせてくれる。」

「「バイトの代わりはいくらでもいる」ってよく聞くけど、それは同時に「その店の代わりがいくらでもある」とワンセットなんだよね。実際すぐ潰れるし。貧しい連鎖だ」

「「エロもなんもかんも自由にしろ子供は賢いから良いもの悪いもの自分らで学び取っていく力がある子供をなめるなー」的な言い分があるけれども、子供がそこから感じ取るのは「大人や世の中のだらしなさ」だけですよ。」

「心から楽しいと感じられる選択しか、これからは上手くいかなくなります。我慢すれば、とか、頑張ればいつかは、とか、楽しくなくても上手くいったかのようだったのは、人間に組み込まれたオートプログラムが作動してたからです。これは次第に使えなくなってきています。」

「「SFとは、未来世界のお話ではなく、過去に起ったことを未来に投影したもの」という主張に激しく納得。」

「穏やかで多くを語らぬ仏のような年配男性から「昔彼女にナイフで刺されまして」という一言が聞けたので忘年会に行って良かった」

「昨日聞いた話なんだけど、男女各20人くらいのワークショップで「痴漢、露出狂、セクハラ、暴行等の性被害経験が一回でもある女性は起立願います」と言うと女性はほぼ全員が立つ。男性は立つ人数の多さに驚き、女性は全員が立たないことに驚く。それくらい見える世界が男女で違う。」

「21世紀の今、酒とドラッグが原因で27歳で死んだところで、そんな人生ロックでもなんでもないだろ。」

「ネットでの炎上事件を見るたびに、村上春樹が20年前に書いていた「情報が咀嚼に先行し、感覚が認識に先行し、批評が創造に先行している。それが悪いとは言わないけれど、疲れる」という一文を思い出す。」

「学生が勉強する環境は昔より俄然悪化していると思う。以前は集中力の邪魔するのはマンガくらいで、友達と話すのも学校に行かなきゃ無理だった。今はTVもPCも部屋にあり、何よりスマホを覗けば気になる異性や友人、大好きな作品の最新情報などが見放題。これで勉強に集中するって凄いことだと思う。」

「人間の三代欲求は食欲、睡眠欲、性欲と言われているけれど心理学の本によると、厳密には性欲ではなく「仲間を増やしたい欲求」が正しいらしい。この説明なら性欲の他にも人から愛されたい願望や自己顕示欲、他人がハーレムを作ることに対する嫉妬なども説明がつくので成る程なあと思った。」

「女性には男性を評する時には、優しいと親切を使い分けることをお勧めします。

「あの人って凄く親切なの」

 ほら、感謝を込めつつ男性としては見ていませんというのを的確に表現できてますね。」

「校長先生はもっと「自分が思うほど他人は自分に興味はない」と朝礼で伝えてほしい」

「子供とは何か、という質問に答えたある人の「人を傷つけたことに気付かず、人に許されていることに気付かない段階」という答えほど完璧なものはありませんでした」

「クリエイターからリプやフォローが来た時の「やべえ!見つかっちまった!」感は少年時代に置き忘れてた感覚」

自衛隊の演習で相手を撹乱するためによく使ったテクニックに「存在しないものに名前をつける」ってのがある。名前がある=存在する。これをうまく相手に誤認識させる。草食系男子なんてのは5年前には存在しなかった」

「大学はかわいい制服や野球で甲子園とか飛び道具が無い」

「引用は
 とくに短い語句の引用は
 方向性をもつ
 矢印 いや
 矢そのものになる」

「よく歴オタなら歴オタと合コンすればいいじゃ?んと言われるが一歩間違って新撰組オタと倒幕オタが合コンしたら判明した瞬間オシャレ居酒屋が池田屋になっていまうので難しいと思う」

「実のところ童貞相手よりもセカンド童貞相手のほうがエロ創作産業は強いのかもしれん。 顧客の特徴としては恋愛経験もありそれは本当なんだけどその話が全部高校・大学時代の人で、いまだにその気持引きずってて、木尾士目の漫画とか葉鍵系のエロゲが好きです。んで学園モノ大好き。」

「美人の5段階評価で、婚期を逃すのはレベル4のまぁまぁ美人とレベル2のまぁまぁブスって宮崎大学のデータがあるけれど、ルサンチマン抱えるのは主にこの二つ」

「すごい作品だよ。ディズニーだったらさ、ピンチになったおおかみこども、親のアドバイスを思い出し、一発逆転、森林開発業者をこらしめて、動物達とも人間とも仲良く親子で暮らしました、になるじゃん。違うんだもんなー。親との約束がマイナスに作用してて、そこから抜け出す作品なんてどれだけあるよ」

ツイッターで仲良く会話したり柔和なやり取りを交わしていると、突然第三者が攻撃的なツッコミを入れてくることがある。

 彼らは「ツイッターは常に批判や非難に晒される可能性がある、殺伐な戦場のような場所」と言う。きっと、そうでなければ彼らが孤独な理由が自分のせいになってしまうからだと思う。」

「大金を手にしたときに過去の怨念を取り返そうとしない人ってレアなのですよ。俺の学歴は無駄だったのかよとか、もっとモテていいはずなのにとか。ひとしきり怨念を取り返そうと躍起になった後に、減った分を取り返そうと投機に走って溶かすのが良くあるパターンです。」

「>ラノベなんてこんなの俺でも書けると言うが、実際書いてデビューしたやつなんているの?
 デビューした奴は全員そうだとも言える」

「女子にとって恋愛とは、十代の頃にファンタジーであり、20代の前半ではエンターテイメントであり、後半においてはビジネスである。」

「いつの間にか30代半ばとなり、家族も増えて、僕自身がサンタクロースめいた事を行わせてもらう役割を一応はいただきましたが、それでも「憧れのあの子が僕以外の仲間とスノボにいってしまった、あの時の気持ち」は今でも心の中で元気に息づいております。未だにヤツは、隙を見て、暴れたりもします。」

「増田とか発言小町をチラ見していると時々、『これが虐殺言語か…』と唸りたくなるような文章が上がってて戦慄する。」

「人はリーダーをやってみて初めて自分が凡庸であることを知る」

「学校に二宮金次郎像を建てる国で歩きスマホが無くなるわけないだろ。」

「ペーパーは馬鹿な奴を落とす
 書類は論外な奴を落とす
 面接はめんどくさそうな奴を落とす」

「「がんばれ」ってのは「助けない」って意味だ。」

「行間があるのが小説と思ってる
 国語のテストとかで線が引っ張ってあってこの時彼は何に対して許せないとおもってのか、とか問題になるけど、
 ラノベは全部書いてある
 問題にならんのや」

「どんなことでも定義ってのは「どういう理由でどんなものごとを整理したいのか」という目的で変わるからな」

「工学部の精神「無いものは作る」と工学部の悩み「彼女が居ない」がなぜ両立しないのかを突くと旋盤で消される」

「これはあらゆる意味でひとりごとの域をでないものだけれど、浮気というものはバレたいという一種の自己破壊願望なしにはバレないものですよ。」

「オタクである以上多かれ少なかれアイドルを傷つけているという自覚を持ちながら接触に行ってる。」

非モテって適時に自分の欲しいモノが得られなかったことへの反動だから、
 今欲しいモノが手に入ったとしても、完全に癒されるということはないと思う。
 子供の頃とても欲しかったおもちゃを大人になってから手に入れたとしても、
 感慨は深いけれども、子供の頃に押し殺してきた気持ちを慰撫することは出来ない。」

「ルンバは元々地雷探知のプログラムを流用して造られているので、擬人化したら『お掃除大好きなメイドさんだけど、実は元軍人で爆発物のエキスパート』という凄い属性持ちになる」

コミケに参加している妹は、数日前から便秘薬を飲んで体内のものを全て出し、必要最小限のカロリーと水分だけを摂ってコミケのトイレ地獄を回避してる。お前、兵士か?」

以上。

柊サナカ『婚活島戦記』(宝島社)648円+税
ウィキペディア曰く、「第11回『このミステリーがすごい!』大賞に応募し最終選考に残るも落選。しかし、2013年に隠し玉(編集部推薦)としてのデビュー」だそうで、大賞受賞作の『秘密結社にご注意を』はハードカバー仕様で見掛けたから、文庫本で出たのはそういう事情だろうか。解説の大森望が「ぶっちゃけ、王子さまを射止めるための女版バトル・ロワイアル小説」と書いてあるように、生きのいいヒロインが危機また危機を乗り越えて逞しく生命力の輝きを見せてくれるのが実に楽しい。反面、終盤の顔ぶれの誰もが王子さまにさしたる関心を持っていないのと、肝心の王子さまの魅力がヒロイン達ほどには輝いていないのが惜しかったかな。バトル・ロワイアルものの難しさかな。作者の次作は未だのようで、「頭の悪い語彙を出すな。常人には計り知れない高尚な趣味をお持ちだ、と言え」の路線だと楽しいな。

そして、林一宏の『水の戦士たち』を連想した。バトル・ロワイアルものは楽しく、難しい。

AmazonではKindleで創作ゲームブックを取り扱うようになったのか、故石井氏ならどんな感想を抱いただろう。

「最近、ついに熟女ものAVまで見始めてしまった。絶対に、一生、見ることなどないと思っていたのに。けっこう楽しんでいます。そして女子大生ものも今も見ています。何が言いたいかと言うと、人生は楽しくなりっぱなしだということです。」
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