「ウチの母いわく
サラリーマン金太郎
島耕作
美味しんぼ
この三つは男芸者マンガなんだそうで
主人公が偉い人に媚びないという媚び売って成功を貢がせてるからオトコが腐ると
しかしその表現どうなのママン」

「アニメ評論についてはもう,脚本論とか映像論とか演出論とか思想的な批評とかジャンル史的な位置づけとかを,それぞれ得意な人が別々にやってもいいんじゃないかと思う。一人で全部やろうとするとややこしすぎるし」

菊地秀行作品に出てくるようなアルピノ、流麗な火閻魔人 桃源津那美。
真っ黒いインバネスに身を包み、目に見えないほどの火種を操り鬼を焼き尽くす。
今だったら「中二病」とか言われかねないような事でも、当時は格好良いと思ってたし、今でも格好良いと思える。
そういう言葉に捕らわれた時点で概念は堕ちてしまうから仕方ないけど。」

「特定の軌道上には惑星は一つしか存在しえないのと幾分似た理由で、想像力の産物としての作品には独創的人物は一人しか存在しえない。二人いると両者のあいだで矛盾が起こり、混沌に至ってしまうだろう。」

もう少しある分は後日へ。

づし系の某所にて、消失マジックのエトセトラ。漫画では意外と思い付かないもので、パッと出て来たのは『キン肉マン』のロビンマスクくらいだった。後は消えてたまるか来留間慎一の『魔獣戦線』。古いね。小説では、一人のアムネジアが宇宙の消失と連動して大騒ぎな梶尾真治の『サラマンダー殲滅』、ちょっと違うか。「カニバリィ・キャット」の載った「獅子王」で連載してたかと思ったら記憶違いだった。「獅子王」は季刊誌だったか、それすら忘れてた。菊地秀行の『インベーダー・サマー』は侵略の手順が歴史改変のみなのでジャンル違いか、『妖魔街』は消失と復活がワンセット。特殊部隊の隊員達が一人また一人と記憶ごと消失していくホラーめいたワンシーンは、あれは菊地秀行だったか朝松健だったか。菊地秀行っぽいけど作品名が思い浮かばない。もう1組、『鉄腕バーディーDECODE あの日の小夜香へ』(脚本担当の浅川美也が書いていたのか)と森絵都の『カラフル』をセットでお出しすると何だかもう半分くらいネタバレになってしまうような気がしてきた。

「「死ぬ気でやればなんでもできる」という人は死ぬ気でやったことがない人だと思う。
ホントに死ぬ気でやれば自分の非力さにすぐに直面するよ。」