RPGの設定本とか、当世ならではのニーズと思う。私自身、例えば深夜アニメ的な、キャラで釣られて刹那的消費に付きあわされるの、時々疲れてしまうんよ。さりとて小説で作家の語りに引きずり回されるのに耐えられる体力もない。そういう時設定集は優しい。図鑑眺めてる的妄想の垂れ流しが赦される。」

「おそらく物語が終わるのが怖いのだ。それを嗤ってくれるのは勿論構わないのだが、でも、終わりがくるのに躊躇して、刹那ふみとどまって妄想に身を委ねるあの愉悦はやっぱり好き。設定集的フラグメント・データはそれを許してくれるから好き。」

「もちろん物語は好きだけど、物語がいらない時もあるんだ。」

「物事を完成させて前に進んでいける人って強いと思う。そしてさらに、また次の世界へと旅立っていける逞しさが眩しい。でも自分はもう疲れてしまった。いいんだよ別に、俺は今この流れに身を浸したまま、夢をみていたいだけなんだ。…と、そういう気分を全面的に許して欲しい時ってありはしませんかっ」

もう少しある分は後日へ。

先日の消失の件で、軍人が一人ずつ消えていくエピソード、菊地秀行なら「神」絡みだろうと見当をつけて読み返してみたら、やはりだった。『妖神グルメ』の第二章。1冊にまとまったテンポの良い展開がいい。

『ピンポン』とは似て非なるものながら、同じスポーツ物で主役が可愛い女の子という設定が随分と取っ付きやすいものだったなあと今更ながらに懐かしくなった、『YAWARA』。同じスポーツ物で主役たちが男臭くなると『柔道部物語』。どれもそれぞれに面白い。

そろそろ桃のタルトが店頭に並ぶ時期かと思って、店のサイトを覗いてみたものの、清見オレンジ止まりで桃はまだのようだった。清見オレンジのケーキも記憶の中の物とは違っていて、ちょっと試してみたくもあるけれど、短期間だけの物らしいので上旬の告知がもう終わっていても驚きはしない。桃のタルトが出回ったら、LIにも伝えてみようか。

前々から計画していた通りに、名古屋は代休を使ってケーキバイキングならぬケーキモーニングに出かけたそうで、プチケーキが山と盛られた画像を見せられると、もう胃袋も若くないなあ、って。きっと今では有楽町のリプトンに行っても前ほどは食べられないだろうなあ。紅茶が飲みたくなってきた。

「家に帰ったらPCのスイッチを入れる前に
15分だけ片付けをする」