「僕にはエヴァの呪いやまどマギの呪いは『視聴者』が罹っているもので、制作陣営にはそれほど絶望的に居座っていないものだと思っている。作り手側としては「○○みたいな作品? 既にあるものを作ってどうしろと」と言う深刻な問題があるから。」

「「まどマギみたいな作品を作ろう」「虚淵のパクリって言われるじゃないですかヤダー!」なので、作る側が考えるとしたらまず「似たような作品にするのは仕方ないとして、俺たちの作るコンテンツはどこが違うものになるのか、軸を作る」みたいなアプローチが必要なんだ。」

「この世にあるほとんどのロボットアニメが「ガンダムって言われないようにどうしようかなあ!」ってどのくらい工夫しているか、僕らはもうちょっと評価して作品を見るべきだと思うんだ。」

「オタクには自虐がすぎて偏見が悪化している側面は確実にある。」

「国語教科書の悲しい話は、休み時間に「いかに面白おかしいパロディを作るか」という想像力を伸ばすための教材でした」

もう少しある分は後日へ。

続、議場コンサート。
第2部はフィルハーモニーのヴァイオリン・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ、何曲かはカウンターテナーの独唱付き。モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク第1楽章」から始まるのは、客を掴むために分かりやすいのが重要なのだろうな、今年もだった。カウンターテナーには3つの声法があるそうで、ノン・ビブラートとクレッシェンド&デクレッシェンド(と言いかけて、「声を膨らませて、閉じていく」と言い直したのは、傍聴席の客層に配慮したのだろうなあ)、もう1つは何だったかな、失念してしまった。カウンターテナーの歌い始めは「もののけ姫」で、やはり知名度のある分かりやすい所から。米良美一ではないカウンターテナーの「もののけ姫」を聞く機会は滅多に無いだろうから、眼福ならぬ耳福。議場コンサートは、前年の新人賞の受賞者が来るものだと思っていたけれど、今回のハープ奏者達はそうではないようだったので、何か都合があったのだろう。予定では1時間のところを少々超過して、今年はハープ奏者やチェロ奏者、カウンターテナーによる曲目や楽器の説明が適度に盛り込まれて、緩急のある楽しいコンサートだった。来年も行けるといいな。

「「甘えるのなら上手に甘えなさい」とは言われず「甘えるな」とだけ言われる。」