夏目漱石虞美人草。序盤ひたすらカタカタと坂道を登っていたコースターが、後半で急加速したかと思いきやそのまま地面に激突して砕け散った。
新潮文庫版の裏表紙の粗筋を書いた奴は尻の毛に火をつける刑に処す。この世の文庫文学は一度メロンブックスの同人販売課の方々に裏表紙を点検させるべきだ」

「"beautiful"って"美しい"と言う意味の形容詞として翻訳される事が多いですが、"申し分のない"だとか"すばらしい""あざやか"と言う形容詞でもあり、間投詞では"お見事!"みたいな意味があるわけです。スラング的な意味では"ダイナマイトボディ!"みたいな意味でもあったりする。」

「>下着越しに性器の押し付け合いいいよね…
これを一言で表せるジャンル名発明したらノーベル文学賞だと思うわ」

「「私は真面目だから相手にもそれを要求してしまう」と言う人を見て、それは全く別ものです、と思ったのでした。」

「当時の恋愛ADVじゃ選択肢間違うとヒロインがいきなり暴走車に潰されて
血まみれの肉塊になって昇天するなんて特に珍しくも何ともない展開だったし」

もう少しある分は後日へ。

ふの付く某所より、先日に亡くなった十代目坂東三津五郎に寄せて。
「一度だけ国立劇場の楽屋口から歌舞伎座まで送ったことがあった
物腰の柔らかい丁寧な方だった
白いニットを着てたんだが三原橋交差点の角で人目も気にせず颯爽と降りていく姿はかっこ良かったなあ」
不勉強なもので生前の業績を存じませんが、「徹子の部屋」の追悼番組で、ただ一度、高校1年生の時に十八代目中村勘三郎と連れ立って金沢城丸岡城を見て回った旅行のエピソードを楽しそうに語っていたのが印象的。中村の者が勘三郎に気を利かせて良い切符を買ったので予算が足りなくなりそうだった、絵葉書の宛先を見られて素性を知られたらしく旅館に取った小さな部屋が大きな部屋になっていた、等々。祇園の舞妓さんにウインクされた夜は、興奮した中村勘三郎が10分置きに話しかけてくるので眠れなかった、というのも微笑ましい。「中村勘三郎はその頃「お酒の席でお酌をする様な女性は嫌い」と言っていたが、(中略)旅から帰ってくると「お酒の席でお酌をする様な女性は嫌い」という考えはもうすっ飛んでしまっていた」。青春ですねー。どうぞ安らかに。

「人は夢と現実を同時に生きなければなりません。この匙加減がとても難しいのです。」