「今日も1日好きな事をして過ごそう。」

「前にもどこかで書いたけど、なんか「十代の頃は輝いていて、大人になるとその輝きも幸福も失せる」みたいなメッセージを放つフィクションが多くて、十代の頃の私は「今でこんなにつらいのに、大人になったらどんなにつらいのか」と思っていたのだけど、大人の方が百倍くらい楽しいです。」

「絵もなんですが小説もそうで、たとえネタが被っても「私は!あなたのその感性でその文章でその話が読みたいので!何番煎じでもまったくかまいませんのでもっと書いてくださいませ!」っていつも思っているけどやっぱり自分では「これ前にあの方書かれたしなぁ」って躊躇しちゃう…」

「なんでみんな「元こども」の自分自身という一番近くて分かりやすい例があるのに「こどもは純粋で素直で想像力豊かで〜」なんて本気で思えるんだ」

もう少しある分は後日へ。

押井守『ゾンビ日記』(角川春樹事務所)1400円+税
いわゆるゾンビ物の世界に生き残った丸輪零というか三輪零みたいな主人公で、後藤は登場しなくて、狙撃と軍隊の殺傷における薀蓄、理屈、終盤にちょっとしたイベント。物語としてはどうかと思うけれど文章はスラスラ読めて薀蓄は楽しい。押井守で狙撃というと、オムニバス映画の『KILLERS キラーズ』でトリを飾った『.50 Woman』が思い出される。面白い映画だった。

ふの付く某所より。
「親類がお婿に行った地方有数の金持ち本家の場合
・親戚間の格差がひどく本家の人間に親戚が三つ指をつく
・本家の人間がその地方の店に入ると店長が来て別室に通される
・百貨店の外商が来る
・親類の嫁は親が働く姿を一度も見たことがない
・ただしその地方から一歩も出ない生活を強いられる 修学旅行も海外も禁止 その最中に親戚に不幸があり葬式に出れなかったら親戚間のパワーバランスが崩れ内戦突入だから
・よって金と土地と血縁に縛られた一生
だそうだ」
ちょっとイギリス貴族っぽくもあるかな。どこでも一緒なのかな。前にどこかで、年収がある一定ラインを超えると資産が減らずに増える一方になって付き合う顔ぶれが変わっていく、みたいな体験談を見掛けたような、うろ覚え。

「こう、子供の頃読んでた漫画や小説の作者がTwitterやって普通に話してるの見ると、言いようのない禁忌に触れた感があるんだよな。神社の扉は開けてはいけない感じの聖域を侵す感触。」

ゾンビ日記

ゾンビ日記