「はしかは子供の頃にかかってないと大変だからな!大人で初めて趣味にドハマリは人生アヘ顔ダブルピースだからな!」

「人材って言うけどな本当は人財なんだぞ すぐに飛んでいくし大事にしないと何も残らないぞ と常日頃俺は先代に言われてたもんだが…」

「無名と悪名どっちのほうがましだったんだろ」

「メンフクロウの雛はなんであんなケアルでダメージ入りそうなくらいのモンスター感出してるの…」

「「ダメだって分かってただろう!?」とよく詰問されたものだがやってる間はイケイケのノリで何も考えずやってたので「分かって」るわけがないのだ」

「お母さんの言葉のような優しさが技術書にあると思うのかね」

「怒らせる前に困惑させてしまえば怒られる事はない」

「おい未来人、有馬記念教えろよ」

「俺らがジジィ世代になったら「あんなイカレてるような萌えアニメ作れない」って言われるかもしれないんだぜ」

「小学校の図工で友達に絶賛されたのに先生に0点もらうタイプ」

フォトショップパワーメイクアーップ!」

もう少しある分は後日へ。

月村了衛『槐』(光文社)1600円+税
初出は「小説宝石」2014年5月号〜12月号。
現代日本が舞台だったからか、それとも中学生達がいるからか、死ぬべき登場人物は死ぬとしても生き残る登場人物も月村了衛にしては多め。『狗狼伝承』の神酒坂兵衛なら「たまたまが多すぎる」と言い出しそうな物語。藤原芳秀の挿絵があったら似合いそう。ネットも携帯もつながらない土地で槐の正体を詳らかにするのは、あれくらい強引でないといけないのだろうなあ。ラストシーンは『死にゆく者への祈り』を連想するものの、雲行きの怪しさは薄めなので、まずはハッピーエンド。

前菜で抜いてほしいと頼んだ物が主菜にどっさりと乗っかっていて、これは一本取られたな〜って。この迂闊さを反省材料に活かしたい。

念のためにもう一度行った整骨院で聞かされた話というのが、どうやら「やる夫で学ぶ柔道整復師」を思い出すような内容だったらしい。なるほどね。

「ある上司が人を持ち上げる天才で、少しでも的を得た回答やアウトプットを出すと「素晴らしい」「君なら出来ると思ってた」「お見事!」みたいなことを平気で言う訳ですよ。結果死ぬほど働くことになるんですけど、一切疲れないんですよね。自己承認欲求の充足は本当にドラッグだと思います。」

槐(エンジュ)

槐(エンジュ)