「『聖戦士ダンバイン』以前の和製ファンタジー」という話題、山岸凉子の『妖精王』が現代とファンタジー世界の繋がった物語だそうだけど、山岸凉子はよく知らないし『妖精王』は未読で、(連載は白泉社の「花とゆめ」だけど)角川からOVAが出ていた事すら知らなかった。

現代とファンタジーではなく、未来とファンタジーが繋がる世界なら、ほぼ同時期(【初出】プリンセス 1977年 7〜9月号 )になる花郁悠紀子の『フェネラ』があって、これは面白かった。ブックオフが広まる以前、地元の(今にしてみれば小規模な)古本屋チェーン店でたまたま見掛けて、それまで花郁悠紀子の名前も知らぬまま何となく手に取った1冊。面白いと思える時期に巡り会えて良かった。花郁悠紀子は長生きして、もっと沢山漫画を描いて欲しかったなあ。

チャールズ・キングスレーの『水の子』の名前も挙がっていて、金原瑞人の児童文学にまつわる講座で登場したタイトルなので、読んだ事はないけれど名前程度は知っている。以下、某所より。
「『水の子』は、子どものための文学の歴史上、興味深い作品だが、現在、子どもに読ませる必要はないし、よほどたくみにちぢめて小学校低学年向きにでもしないかぎり、子どもも読まないだろう。そして、そのようにちぢめた本など、まったく無意味である。むしろ、それから二年後に出た『ふしぎの国のアリス』の方が、言葉の障害をこえて、はるかに日本の子どもにはおもしろいはずである。」
金原瑞人も、「この本をもって児童文学というジャンルは誕生したとも言える。ただし、内容は今となっては……」と紹介していたように記憶している。

「「いいかエライ人にご飯連れて行って貰うときに、何食べたいか聞かれたら鉄板焼きって答えるんだ。焼き肉とかはピンキリあるけど、鉄板焼きはどこ行っても大抵単価高いから」 先輩ありがとうございます、役に立ってます」