「現実には、鷹の爪とかゴールデンエッグのほうがキンキン声アニメよりもDVDが売れていたりするわけだけれども、この話をする双方ともそれを買う人たちではなく、そもそも”どういうアニメを見たい”という話をする存在事態がマイノリティという事実。」

「育児の愚痴を言うと大体決まって「なんで産んだの?」と言ってくる愚者がいるんですが、その人が仕事辛いとかそういう愚痴を言った時に聞いてみたいものだ「なんで働いてるの?」と。旦那や妻の愚痴を言う時もそうよね、なんで結婚したの?って。愚問の代名詞。」

「『エヴァ』のアフレコ真っ最中のスタジオの前で大月Pが『ウテナ』の企画書ぺろぺろっと数秒見ただけで「うちでやろう」と即決した話は最高だし、大月P曰く「内容云々より彼らの熱意に満ちた目を買った」らしいけど、本人たちは「殺るか殺られるかの殺意で血走ってた」と証言してるのほんとすき。」

「プギーポップ以降の10年は気が付いたらセカイ系という言葉が出来てて更に一人歩きして明後日の方向に歩いて影から落ちて墜落死した感がある」

もう少しある分は後日へ。

澤田瞳子『泣くな道真 太宰府の詩』(集英社文庫)520円+税
裏表紙の解説曰く、「日本史上最も有名な左遷された男の活躍をユーモアのなかに描く歴史小説。」。大宰府に左遷された菅原道真、出世を諦めて家でも職場でも寝るのが楽しみだったのに道真の世話役を任されてしまった役人、主人を亡くして京に居づらくなり身寄りを頼って大宰府にやってきた元宮仕えの女房。三者三様、穴に落ちていた者達が穴から這い上がるお伽話。大陸との貿易で反映していた太宰府の賑やかさ、町民の逞しさが鮮やか。物を食べる場面は殆ど登場しなかったかな……氷で冷やしたご飯が打ち捨てられるのと、甘葛の汁が練り込まれてほんのり甘い粢を求める場面、それくらいだったかな。解説の縄田一男に拠ると、この本が作者の3冊目だそうで、他の2冊も気になる。きっと面白いだろう。

某所より。
「ファミレスでポメラ叩いてる男性がいたら、八割ワナビか作家です。そっとしといてあげてください…」
確かに、ポメラかどうかは定かでないけれど、かつてサイゼリヤでそういう作業をしていた人物が。

丸亀製麺、久しぶりにキス天が並んでいた。もしかしたら遠洋漁業から船が帰ってきたのかもしれない。

「忍法知らんぷりが通用する世界で生きたい。」

泣くな道真 大宰府の詩 (集英社文庫)

泣くな道真 大宰府の詩 (集英社文庫)