「お前バンドマンと付き合ってるのかよ!やめとけって!曲にされるぞ!」ってのを朝から思い出してじわじわ来てる」

もう少しある分は後日へ。

づし系の某所で、内田美奈子の『赤々丸』と『BOOM TOWN』がマンガ図書館Zで無料公開を開始、と。ネットで『赤々丸』を読めるなんて長生きはするものだ。15話の「平和ではなく静かではある 生きていく内に出会ったとしたらこんな時間帯を信じてはならぬ」という文章は、「WINGS」誌上で読んだ覚えがある。まだSF色が濃くて、少女向けの色が薄かった頃、『ボイルス・タウンの狼男』という連載のタイトルだけを覚えてる。閑話休題。『BOOM TOWN』の方は竹書房の「コミックガンマ」だったかな、『影技 -SHADOW SKILL-』のトーンワークに驚いたり、『流星機ガクセイバー』のメディアミックス展開はうっすらと覚えてる。何となく加納隆己が思い浮かぶのは何故だろう、『羅門フルパワー』は「ヤングマガジン」連載の筈……試みに検索してみると……あー、『フォーリナー』の方がバンブーコミックだったのか。閑話休題。『赤々丸』だと困惑が先立って全体像のようなものが掴めず、(時系列は前後するものの)「良治郎帰還せず」や「アニマル・フレンズ -海明音の裁判-」の方が分かりやすくて楽しい。ああ、久しぶりに本棚から引っ張り出したよ、『ナイフと封筒』。今は無き駅前の本屋、一時期はサンコミック・ストロベリー・シリーズが沢山置かれていた。それとも、船橋のデパートの本屋だったかな? 内田美奈子は『赤々丸』で知ったようなものだけど、読み返した回数では「デュオ」連載を終了してから追いかけた『DAY IN, DAY OUT』か。よーし、ついでに『ブラインド』も本棚から引っ張り出してみよう。「The Twins -その空白時間帯-」は当時コンビニで「デジール」を立ち読みした妙な記憶が甦った。「あなたたちの悩み」は、雑誌「ぱふ」が毎年行っていたランキング号で、短編ランキング部門に終盤の「So what?(それがどうした)」のコマが載っていたのを覚えてる。処分したのは惜しかった。収録作では「追い求める季節」が一番気に入ってるかな、何処か『妖精作戦』を連想させる。
内田美奈子は、元気がある時に、たまに読み返したくなる。

「エロゲもマイスター級になると登山家みたいな心境に至って、いかにエロから遠いキャラを攻略するかに燃えるようになるらしい 」