NHKラジオの「すっぴん!」、ゲストに和太鼓奏者の林英哲美大を目指していた頃、佐渡のイベントで横尾忠則に会えると思って行ってみたら(その時は結局会えず)和太鼓の道に誘われた、という辺りから始まって45周年に至るまでの和太鼓演奏の遍歴が面白かった。望まずして「正気にては大業はならず」といった感じ。ジャズピアニストの山下洋輔と共演した時に、それまで譜面通りに演奏するのが正しいと思って「今日は本番で間違えてすみませんでした」と言ったら、「ジャズは本番がすべて正解です。今日はこうやりたかったと思えばいいんです」(大意)と返されたというエピソードも面白かったし、そこでパーソナリティの高橋源一郎が「文学も同じです」と応えたのも面白かった。「完成形を出すのが演奏と思ったけど、ジャズはメンバーが顔を合わせてちょっと練習したら、じゃあ本番お願いしますと始まる」のだそうで、なるほど、ジャズってそういうものなのか。

前にBZから借りた『FRONTLINE』はSF戦記物で、それとは別に旧日本軍の戦記物もたがみよしひさは描いていて、単行本にも収録されている……と、BZに打診してみたら「ない」と返事があったのが数日前。今度のメールは「アマゾンより着」。素早いフットワークだ。

「とにかく、自分がとっさの怒りにとらわれたときには、「単に自分の予定が狂ったから困っているのだ」と思ってみましょう。」