「「象徴的なニックネームが継承される制度」と言うのは『狭い世界での人物たちの人間関係』を描くにはなかなか機能的なツールで、時々少女向け作品であるのだけど、これを広く知らしめたのが『マリみて』と言う印象。」

「僕の中学の体育教師が言っていた好きな言葉に「間違ったやりかたを100回やると間違ったやりかたを覚える」というのがあるけど、社会人経験とか性経験も一緒だと思う。0よりしたにいける」

「男性向け漫画と女性向け漫画をかなりの数読んできた私が至った結論としては、男女とも理想のタイプは「平凡な自分になぜかベタ惚れしてチヤホヤしてくれる人」であってそこにジェンダー差はない」

「さすおにだけは色んな意味で尊敬せざるを得ないのだ
あれは書けないし、アイデアすら浮かんでこない傑物
作者の怨念のようなものを行間に感じる」

もう少しある分は後日へ。

『天 天和通りの快男児』のスピンオフだった『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』が長引きに長引いて、そこから更にスピンオフの漫画が枝分かれして、この先はどうなる事やら。で、そんなスピンオフの中から『ワシズ -閻魔の闘牌-』を眺めていて、バイタリティー溢れる悪役の生き様って何処かで前にも見掛けたような……と脳内を検索。あー、『神に背を向けた男』の番外編の連妙寺さえ子だー、意外な場所に繋がっちゃった。掲載誌の性質上、連妙寺さえ子を主役に据えた物語は有り得なかっただろうけれど、どうかな、時代なんて移り変わるものだし、いつかどこかで形を変えて蘇っても面白そうだ。でも、原作者の和田慎二はお亡くなりに……。

悪役の設定とキャラクターと言えば、あろひろしの『シェリフ』に登場した犯罪組織「四龍」のトップであるマダム=ベラドンナ。『シェリフ』のスピンオフにあたる『ハンター・キャッツ』にも登場していて、作者のお気に入り……と言うか、『シェリフ』の単行本で「こいつはまた出てくる」と登場を予告された強烈なキャラだった。あろひろしは目を患ったそうだけど、今でも漫画を描き続けているようで、大丈夫なのかな。

「これ栗本薫中島梓が似たようなことを言ってた気が(たぶん『魔界水滸伝』の解説だかあとがきだか).小説家に必要なのは大学の教養課程で齧った程度のテキトー知識でハッタリかます能力だとかそんなん.一番面白かった頃の魔界水滸伝やらグインやらはそうやって書かれている.」