「新作アニメにちょっとでも絡められそうな要素があるとどこからともなくTLに湧き出してくるガサラキおじさんたちが、もろに平安時代が舞台の牙狼-紅蓮ノ月-に対しては沈黙を保っているのが逆に不気味である。」

「(二都物語
で、いつの間にかルーシーと仲良くなっていたチャールズが彼女と結婚するのだった。このあたりが、古い小説の不可解なところで、チャールズとルーシーがどういう風に親密になっていったのか、全然書いてない。今の小説なら一番力を入れるところのはずだが。ディケンズはラヴストーリーを書くのが面倒だったのだろうか。」

「荒れ狂う民衆蜂起の有様を、ディケンズはかなりおどろおどろしく書いている。まるで修羅の国である。当時のイギリス人がフランス革命をどんな風に見ていたかわかる。」

「主人公が必死で守り通した平和は、続編でもう一儲けしたいという制作者の野望によっていとも簡単に壊される。」

もう少しある分は後日へ。

ネットで書評を見掛けて気になったミステリーやSF等を図書館で予約。先約が3桁に届くような本ではなかったので、長くは待たされない筈。試みに、所蔵資料の検索を行ってみると……今期にアニメ化されるライトノベルは1つも見当たらないかな? 『GATE』はあるけど、今期は2期目。

某所より。
「同人ゲームの宣伝の話、自分の体験的に「このゲームクリアまでどれくらい時間かかりますか?」と聞かれた時に馬鹿正直に「大体10時間くらいですかね〜(前編だけで)」と答えて買ってくれた方はいなかった。クリアまでの時間が多いってのはもはや利点ではなく欠点になっている昨今、歯痒いねぇ・・・」
商業ではニトロプラスの『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』が先鞭をつけて、同人の『月姫』が加速させたように思っている、ビジュアルノベル系ゲームのテキスト長大化も、今となっては昔の話らしい。それぞれ、『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』が2000年2月、『月姫』(完全版)がコミケ59で2000年12月だから、15年で嗜好や流行が変わっても不思議はない、か。

「「自分を大事にしなきゃいけない」とわかっていても、うまく出来ない人間がけっこういる。人間関係が上手く作れる人はそれを「大切な人に愛されている自分」という形で学ぶが、それが出来ない人は「大切なものを愛せなくなると困るから」という形でなんとか習得する。オタクの嗜好品は命綱でもある。」