SNSやウェブメディアのコミュニケーションが普及する前にスマートな大人になった人も、当然ながら最初からスマートだったわけではないのだけど、いま高校生とか大学生の人は「試行錯誤」の姿もありありとウェブを通して可視化されちゃったりするんで、なんだかちょっと可哀想だなと思う側面もある。」

「・小説を読むさいに私は固有名詞をほとんど覚えないのだが、似たような人はどれぐらいいるのだろうか。一連の文字列を形態として認知して、その形態が同じか違うかだけ判別しているので、読みおわったあとでキャラの名前などを想起しようとしても上手くできないのである。アニメになるとさすがに耳で聞いて覚えるのだが。」

「「日本は“いい話”に対する耐性が低い社会だ」とはよくいったもので、美談風のエピソードとかでジーンとしちゃうと、それ自体の是非や真偽についての議論がまるで重要視されなくなるんだよね。「感動的で美しい話なんだから、良いこと・本当のことだ」ってみんなで信じ込んじゃ」う。

もう少しある分は後日へ。

「ぱふ」の2007年4月号、2006年まんがベストテンの号を眺めて、漫画を全然読んでいないという事を痛感させられた。長編漫画の上位は知っているだけ、短編漫画はバスト20まで1つも読んでいなくて、新人賞も全く分からない。最終回特集も名場面特集もポカーンとするばかりで、すっかり門外漢。段々と、持っている漫画を読み返すだけで満足するようになっていったのだろう。

いつもはパテ・ド・カンパーニュを注文する店で、気分を変えてレバーパテを頼んでみたところ、何やら甘じょっぱい不思議な味覚。どうやら胡椒と一緒に、エグみのない蜂蜜がたらーりと垂らされていたようで、それをカリカリに焼いたバゲットに塗って食べる、食べる、珍味だ。前菜の盛り合わせはサーモンのブロックや蛸の切り身が美味。

いつもの店の半額くらいという理由でブレンドコーヒーの豆を買ってみる。ものすごく久しぶりに他所で豆を買った気がする……あれっ、本当に前回がいつだったか思い出せない。

「料理できない人って「強火」「小さじ」とかの"基準がわからないタイプの人"と、『早く火が通るから〜』って弱火なのに強火にするような"書かれてないこと勝手にやるタイプの人"と、『ケーキの隠し味に味噌入れた』とか『片栗粉ないから小麦粉で代用した』って"錬金術始めるタイプの人"がいるよな」