「>きらきらと目を輝かせて語る将来の希望をまるごと受け入れて道を示してやれないダメ教師の俺らには、美味い酒などなかった。
「美味い酒などなかった」って超絶美文だ。人生の全てがこれに集約されている気がする。」

「チートな超能力バンバンなので人を選ぶなと思いつつも、黒子の抱える懊悩生々しすぎるから、こうじゃないと少年誌ではキツすぎる。友達が、もし日向が黒バスのキャラだったら彼は飛ぶことすら出来ない言ってたのを思い出して慄然とする。」

「今日スラダンも読み返していたんですが、ふっと「あーメガネ君や湘南一年のほとんどモブみたいな、花道にユニフォーム取られた子達の葛藤をメインに、彼等が花道への復讐をする話って黒バスを読むことも出来るな」って思いました。」

もう少しある分は後日へ。

海原育人の『蓮華君の不幸な夏休み 1』をパラパラと。約束済みのシリーズ化らしくて、1巻では物語が始まったばかり、結末らしい結末にはたどり着いていない。作者の本は前に『ドラゴンキラーあります』を1巻だけ読んだのだったかな、軽口バイオレンスと残念美人ぶりがこちらでも快調。と言うか、ハイファンタジーだった『ドラゴンキラーあります』を現代の超伝奇ものにスライドさせた部分が多いな。文章は読みやすいし、エピソードが間延びしているという訳ではないけれど、顔見せの序盤でおしまいで止まらずに、もうちょっと先の展開まで詰め込んで欲しかったという物足りなさ。主人公は大学生なので8月31日では夏休みが終わらない。4巻まで出ているようなので、機会があったら続きに手を出してみたい。

チェーン店のケーキ屋、不二家とタカラブネと、もう1店舗あった店の名前が思い出せなくて、適当なキーワードで検索……コトブキ、これかな。今はどれも見掛けなくなって、試みに検索してみると、タカラブネは不二家に買収されたらしい。コトブキはホームページが見られなくなって、ウィキペディアを覗いてみると、「2010年10月 生産を西工場に集約」とあるものの、詳細は不明。不二家はペコちゃんのほっぺ、タカラブネはASAを見舞う途中で落としたプリン、コトブキ(?)はロシアンクッキー或いはロシアンケーキというそれぞれの記憶。古き良き時。

「人生においては「よく恥ずかしくもなくそんなことやるなぁ」と言った人よりも言われた人の方がだいたい幸せな結末に辿り着く。」