ようやく頭痛が引いてきて、とっさに動いても頭に響かないのが助かる。楽しみと言えば、『その後の戦国魔神ゴーショーグン』のゴーホムじゃないけれど、チョコレートのつまみ食いくらいだった。

『ばけもの好む中将』の感想で「小さな恋のメロディ」という言葉が浮かんだのは、ふの付く某所でビー・ジーズの話題を見掛けたからだろう。ずっと長いこと鳴海つばさがマーク・レスターに感激した映画という印象を持ち続けているけれど、考えてみると幼少のみぎりに出先で見た覚えがある映画でもある。今はちーが寝転がったり飛行機飛行機していた部屋の隣、もしかしたら掘り炬燵に潜って、あるいは就学前だったのかもしれない。なにしろ昔のことなもので、あの有名なトロッコで去っていくラストシーンしか覚えてない。多分、吹き替え版だったのだろうけれど、メロディ役の声が杉田かおるだったか冨永みーなだったかすら記憶に無い。ビー・ジーズの歌が掛かりまくっていたという知識も、ダスティン・ホフマンサイモン&ガーファンクルな『卒業』のイメージに記憶が上書きされている。当時は子供だったから当たり前だけど、今は何でも検索してしまうので、ふらっとテレビで出くわした映画が印象に残るなんて現象もお見限り。深夜映画だったか、ラストシーンで去っていく少年の足跡から折り紙(?)が自動的に開くような映像、タイトルは『マジック・ボーイ』だったかな。最初はそりの合わなかったクラスメートの協力て、クラス1の美人(「には到底見えない」というコメントが書いてあった本、映画雑誌だったかも、何だったかな?)と夜中の博物館でデートする洋画、何だったかな、『恋しくて』か。ヒロインがボクサーパンツみたいなのを履いていて更衣室でからかわれる場面を思い出した。たまには深夜映画でも観てみようかな。かつては、CM一切入れません、なんて断って放送した局もあったなあ。

「私は、最終的に”自分と同じくらい熱心な分身”をそのジャンルに2人以上作ることが出来れば万々歳だと思っています。

自分がそこに来た時よりそのジャンルを発展させた証だからです。それが出来たら、いつでも安心してそのジャンルから身を引けるでしょう。

 でも、結局ずっと好きなんですけどね。」