観光バスを降りたら今さっきまで乱闘沙汰の跡があったとか、人気のない通りで食事処を探して歩いていたら血相を変えたおばさんに食堂へ引きこまれたとか、ベビーカーの父親から目で訴えかけられたとか、いつのどこのイギリスの話を聞かされたのだろう??

ふの付く某所より。
金色夜叉
許嫁が条件の良い男に良い男に告白されて
婚約者は好きって言ってくれないしどうしようかなぁ…と悩んでたら
「裏切られたんですけお!絶対に許さんからな!」と糞コテ化して
「待って待って落ち着いて!」と縋りついたのを
「3日後100倍だかんな」と蹴り倒して旅に出て

金貸しになって金儲けて復讐に来る感じの話」
実は海外小説に着想を得ていたらしいとか、未完の長編だとか、ウィキペディアを眺めるお勉強。あー、漠然と、『パタリロ!』でパロディーやってたような気がしてきた。もしやっていなかったとしても、やっていておかしくない雰囲気はたっぷりとある。

「ばあちゃんが喪服を誂えてくれた時、「一度紫か赤で染めると黒が深くなるんよ。本当は血の赤がいい。昔は喪服を一着作ると旅人が一人消えると云われた」とか途中から急に横溝正史みたいなこと云い出したのが忘れがたいんだけど、紅下・藍下という言葉を知ってからもばあちゃんの話の方が忘れがたい。」