「洋ドラでコールドケースっていう過去の未解決事件を捜査する話があって、かつて売れっ子男娼としてブイブイいわせてた青年が、現代ではペットショップ経営のしなびたおじさんとして登場する回があって、何年も前に何気なく見たそれが僕のショタ観に影を落としている感じがある」

「中学生時代僕らが夢想していたように、女性というのは女神じゃないのだ。精神的キャパシティは口座に似て残高がある。引き出してばかりだと相手は破産してしまう。僕らが夢見ていたような「女性の女性らしい優しさ」というのは、あれは女子に生来備わっているものじゃないんだ。女性が、意志の力で、自分の中のエネルギーを結集して合成しているものなんだ。でもそれに幻滅するってのもちがう。むしろ、だからより尊いと思うよ。それは希少な資源で、女性が特別だと思う相手に与えるものだからだ。」

「アイドルオタクたるもの「努力は必ず報われる!」という“ジャンプ脳”でイベントに行くのではなく、「なんでこんなに現場に通うかって?楽しいからさ!」みたいな“コロコロ脳”じゃないと長くは生き残れない。」

「物語化、虚構化は、人間の現実認識の手段だ。現実にあるそのままを受け入れることを脳や心が否定した時、半ば自動的にそれは行われる。現実の痛みの共有は共感や絆を形作るかもしれないが、いつまでも苦しみ嘆き悲しんでいてはそのまま共倒れするだけだ。人が生きていくには絆だけでなく物語が必要だ。」

「作品それ自体は「器」であって、同時代を生きる人々、これからやって来る人々の無数の思いが反響しつつ中を満たしてゆく。

ただファンタジーの根源に興味を持つ者としては、個人のものであって個人のものでない物語がいま正に生み出されつつある、という事に、興味深さを越えた一種の畏敬の念を覚える。」

AMAZONでコスプレ衣装を見てたら「胸つぶし」というアンダーウェアが…しかも多種類。男装用なのですが、こんなん着けて夏コミ炎天下、大丈夫なのか女子。しかしこの悲壮なネーミングはなんとかならなんだのでしょうか。……もしかして、女装用にあるのかな。玉つぶ(以下略)」

「作品というのは、何を入れるかより、何を入れないか、削るかというのが一番ポイントだし、「あれを入れろ」という声に応えてしまうと、作品の純度が下がってしまうのだろうなー」

もう少しある分は後日へ。