某所や某所から。
「コバルトがカオスすぎる、のが最大のネックなんじゃないかなあ。教育的実録、逸脱系実録、教育的エッセイ、ノベライズ、海外翻訳とが乱れ飛んでる。」
「何度も書いてるけど、ライトノベルは「よい子」の文学ですよ。親に逆らわない、漫画ではなく小説なら読むことを許された、教育と価値観を受け入れている(学生運動やテロのような暴力には否定的な)、役割を内面化していても理性的に違和感を持つ程度の知性と能力はある子たちの。」
ラノベの黎明期って「コース」「時代」連載の「青春ユーモア小説」ではないか、と思います。江戸川乱歩・少年探偵団シリーズ、川内康範月光仮面シリーズ等まで遡ることもできますが、ハードカバーからソフトカバーへの移り変わりが青春ユーモア小説のあたりで、本の手触り的に現在に繋がっていますね」」
ライトノベルという命名によってジャンルが絞り込まれていく、と。閉塞されれば、いずれ、開放も訪れるだろう。

「先日、ラーメン屋さんに置いてあった週刊現代をぱらぱらめくっていると、裏ビデオ洗濯屋ケンちゃん』は、町の電気屋さんがビデオデッキの販促用にこっそり付けたという話が載っていた。「裏ビデオ」「〜屋ケンちゃん」「町の電気屋」「ビデオデッキ」、今となっては全部解説が要るなと思った。」