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某所より。
「友達の腐女子から「推しのキャラが死ぬことが多くてつらいのでいっそ葬式をしてみたの。遺影を作って線香をあげて、木箱に花を詰めてフィギュアを寝かしてみたらものすごく興奮した。最近は毎日葬式をしてる」という話をされたので自分も試に推しの画像を白黒加工してみたら確かに死ぬほど興奮した。」
氷室冴子の『恋する女たち』では、辛いことがあったら自分の葬式を挙げて心機一転を果たそうとするキャラがいたのを思い出した。プロ野球の日本シリーズ、広島の2連勝の後で日本ハムが4連勝で、これまた『恋する女たち』を思い出す。以下、128頁13〜16行目。
「「えらく飛躍したこと聞くけど、きみ、野球は好きかな」
「日本ハムです!」
好きも嫌いもない、断固とした口調でザキは宣言した。
野球ファンてのはこれだから怖いんだ。」
氷室冴子は北海道の出身だからこの球団の名前を出したのだろうか。でも、本が出たのは昭和56年で、当時の本拠地は後楽園球場らしいから、どこでも良かったのかな。
「上坂すみれの水着披露を資本主義に屈したと捉えるか「自らの資産を皆と共有する」という共産主義の理想と捉えるかは歴史家によってことなる」
恋する女たち (1981年) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)
- 作者: 氷室冴子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1981/02
- メディア: 文庫
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