小説家になろう、投票ポイントによる日間/週間/月間ランキング上位が結構な確率で書籍化される現状を見ると、個人/団体による不正と規制のイタチごっこは続く/続いた/続いていくのだろうなあ。可視化されて分かりやすい場所ではある。分かりづらい場所だってあるのだろう。

某所より。
「昔はエロ本の自動販売機が駅前にあった。
中学生の頃、僕は夜中の3時に目覚まし時計をセットして、小遣いを握りしめて隣町まで自転車を走らせた。
そんな最低な物語が、たまに僕を救ってくれる。
コンビニに、ネット上に、いまでは至るところにエロが転がっているが、物語を見いだすのは難しい。」
夜間帯にしか販売してない自販機と散髪を楽しみにしていた無糖さんが枯れていったのは、やはり旅のガイドブックでBZを煽っていた頃からかなあと今にして思わないでもない。

「この「ちょっとした」は、己の欲望との戦いでもあります。僕が20代前半の頃、世界中のカジノをまわって「勝者は2タイプしかいない」ことに、ある日ふと気がついたことがあります。「絶好調の時に、勝負をスパっと辞められる人」と、「絶好調にならないように気をつけている人」です。前者はなんとなくご理解頂けるでしょうが、後者は達人中の達人で、絶好調とは奈落に落ちるシグナルだと理解している人です。ですので、やや好調程度で勝負を抑え(このコントロールがなによりも難しく達人芸)、「少しだけ勝つ」ことを目的にしている人です。決して、「大勝ち」を狙うものではありませんし、必要以上のお金を求めることを目的としていません。」