某所より。
「平成も来年で終わり、時代が切り替わる。次の世代の子らは、「平成の人てスマホとか使ってたんですよね」「フリック入力ってなんですか?」「みんなOKグーグル!って街中で言ってたんでしょ?」とか言うのだろうね。前の世代がそうであったように、前の前の世代にそう言ったように。」
もはや大正時代はフィクションめいてきた。昭和生まれ呼ばわりしていた『式神の城』の玖珂光太郎が、平成生まれ呼ばわりされる日も遠くない、と。昭和一桁という呼び方は、もう『ルパン三世 カリオストロの城』の再放送くらいでしか聞かなくなったかな。でも、某所では平成一桁という呼び方があると見かけた覚えがあるので、元号と他者を結びつけるお呪いはまだまだ続いていくのだろう。これが西暦だと、世紀末という単語が飛び抜けて印象的になり、90年代とかゼロ年代は身近な分だけ個人差が鮮やかで、やや散漫。

「正確に言うとジャンルの定義を理解するというよりは、ジャンルの人が何をされたら怒るかを知っておくべきということになるかな。眼鏡好きに向けた、とか言っておいて最終的に眼鏡外すとか、百合だって言ってたのに間に男入って3Pになるとか、そういう。」