新日本橋駅で降りて、千疋屋喫茶コーナーでカレー、そこから浅草線に乗って、本所吾妻橋駅で降りて、スカイツリーの間近を通って、たばこと塩の博物館へ。2階の特別展示室で「丸山コレクション 西アジア遊牧民の染織 塩袋と旅するじゅうたん」を軽く眺めて、常設展示室「塩の世界」を見物。岩塩彫刻の聖キンガ像と、世界遺産に登録されたポーランドヴィエリチカ岩塩坑にまつわる解説動画が面白い。ファンタジーで言うところのドワーフが掘り進めたダンジョンというのは、きっとあんな造り(掘って、切り出して、水を抜いて、ガスを燃やして)なのだろうと妄想。3階の常設展示室「たばこの歴史と文化」は時間の関係で見るのを断念。視聴覚ホールで特別展示にまつわる講演に入場……1時間30分は長かった。水田美術館や歴史民俗博物館で歩き回りながらの30分くらいのものを予想していた。塩袋にまつわる話は興味深く、『乙嫁語り』は舞台が中央アジアらしいので少し場所がずれるかな、などと想像を膨らませた。

「合理主義は間違いを犯さないと思ってるようだけど、そんな事は全然なく、合理主義者といえど、立場や視点、視野の大きさ次第で間違いは平気で起こす。」