ワルプルギスの夜、ばんざーい!」、『小さい魔女』は耐えて耐えて爆発する高倉健のような展開だった。なるほど、こうして魔法は、魔女は。

某所より。
けものフレンズはポストアポカリプスSF、ないしは一種のトランスヒューマニズムSFであるなあと考えながら検索していたら、「cosy catastrophe」というジャンルが出てきて、日本語訳すると「心地よい破滅」だそうで、ああそうか、確かにぼくらは心地よく破滅しているなあと思った」
同ジャンルとして挙げられる名前を見ると、芦奈野ひとしの『ヨコハマ買い出し紀行』や田中ロミオの『人類は衰退しました』といった辺り、菊地秀行の『風の名はアムネジア』やアレグザンダー・ケイの『残された人びと』だとcosyが足りないのだろう。原作漫画やアニメの方は詳しく知らない、秋山瑞人の外伝小説『鉄コミュニケイション』は、終盤の戦闘展開が微妙なところかな……これをcosyと見なすなら、『R.U.R.U.R 〜ル・ル・ル・ル〜 このこのために、せめてきれいな星空を』(light)もcosy、か。世界の秘密を描写せずに放置、という部分が重要なのかな。

「同人誌は需要があるから描くのではない。供給がないから描くのだ。」