『上海殺人人形』は、西太后の時代に暗殺者を要請する部署があったという設定だった。そこで、お隣のロシア帝国を舞台に似たような設定を持つ、忘れがたい漫画を思い出した。
「彼女は俗に…"エルミタージュの告死天使"…と呼ばれています。」
「かつて、贅を尽くしたロシアの皇帝達は、その持てる財宝・美術品の数々をエルミタージュ美術館に収集した。」
「……その中に生きた美術品があったという。」
「皇帝の命を受け、密かに政敵を葬る……暗殺の芸術を代々伝えられる乙女達…」
「"告死天使!"」
松山元、「ヤングサンデー増刊 クロサギSPECIAL号」掲載、「NUDE〜聖なる夜の恥じらい〜」。たまに「……ハラショー。」「あらゆる意味でハラショー…」のコマをネットで見かける。
この告死天使が登場する漫画の続きがあると、以前にネットで見かけたような……試みに検索してみたところ、それらしき漫画は見つからない。

「昔師事してたお師匠が「キャラを描きたい作家は作品が長くなり、ストーリーを描きたい作家は作品が短くなる」と言ってた
キャラは長く続くほど深みが増すし、ストーリーは長く続くほど綻びが出るからだそうだ」