忖度という言葉が話題になった。漢字テストに出題されるような言葉なので、きっと『伊賀路に吼える鬼婆 みならい忍法帖』に登場してるだろう……と本棚から引っ張り出してみたところ、ハズレ。以下、「第二章 双忍」より。
「?貼付 ?反物 ?時化 ?生憎 ?肌理 ?疾病 ?心算 ?相殺 ?五月雨 ?一蓮托生……。
「よ、よめない……ひとつもよめない……」
 隼はひとり、机の前で頭をかかえていた。」
うーん、登場していなかった。復刊した2冊を読もう読もうと思ったまま、探し出していない。3巻に続かなかったのが返す返すも残念。宮本昌孝、またスニーカー文庫で書いてくれないかなあ。

悪魔派を見に行く予定が消化器系のトラブルでキャンセル。かにチャーハンを食べたくなるほど回復したようなので、美術館は日延べとなるだろう。開催日は残り少ない。

「なんていうか、人は歳を取るたびに、「おっさん・おばさん」までの距離を遠く見積もっていくのだなあと思うとなんかこう、「アキレスと亀」的なサムシングを感じずにはいられない。もうこれは数学者に「中年とオッサン認定」の謎についても考えてもらうしかない…(捨て鉢に)」